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● なぜ企業は原価を落として原材料のランクを下げてまで同じ商品を作ろうとするのか?

 家で牛乳に入れてカフェラテを手軽に作れるエスプレッソベースの先駆けはサントリーの「ラテベース」で、10年以上前に出始めた当初はなかなか置いてあるところが無くて、ドラッグストアやスーパーを渡り歩いたものです。

これは出た当初の「ラテベース」

 そして月日が経ち・・・今では至るところで見るようになりどこでも置いてあるようになりましたが、味が最初のものと比べると見る影もなく全くの別物になって全く買わなくなって今に至ります。しかも派生商品を10種類以上出してきているという、一番駄目なパターンに陥ってる。

マジでこれになってからは信じられないほど不味くなった「カフェベース」

 最近ではさすがにどんな馬鹿でも気がついてしまって売れなくなったのか、サントリーのカフェベースの代わりに伊藤園の

これを置いてあるところが増えてきて、販売委託側もあまりの売れなさから見限って入荷しなくなってきているのでは?・・・とすら思います。今回はこのように

● なぜ企業は原価を落としてまで商品を作ろうとするのか?


・・・・を実は前にも書きましたが、再度書いていこうと思います。まぁ消費者側であって自分も企業を養護するわけではないのですが、あちらの言い訳はこうでしょう

「年々原材料の値上げによって昔の材料では利益を取るのが難しくなった、値上げは出来ないし原材料のランクを落として販売していこう」

・・・と。
なぜ味を落とすのだろうか?味を落としたら前の味を知っている人間はまず買わなくなる・・・なら値上げをすればいい話なのではないか?値段が上がろうがその味に価値があるならば消費者は買うというのに?

・・・と我ら消費者サイドからしたら思うのが普通の考えなのだが、企業からしたおそらく

【 値上げはできなくもないが、するにはかなりの手間が掛かるから原材料のランクをこっそり落としたほうが簡単で手っ取り早い 】

・・・のではないかというのが一番ありえる話、そう

完全に消費者を舐めきっている方向なのだ。

ラーメンでも蕎麦でもなんでも、

 【 消費者はその味に対して金という対価を払っているのであって、その味が落ちてしまえばまず金は払わない 】

 まぁ確かに自分らのような昔の味を知ってる人間の声には耳を貸さずさっさと切り捨て、新しく口にした昔の味を知らない人間だけに絞って売っていけばいいという方向性もやらなくもないが、そんな事をしても新しい人間でもリピーターは自ずとついていかなくなり、その結果は変わらず商品は消滅してしまって、最終的にはその味を落として延命した企業の手間だけが残るだけだというのに。

 それがサントリーだけでなく、去年仙台に久々行った時の仙台銘菓「萩の月」が自分にそれを考えさせられた。

 2022年の記事になりますが、最初はこの事実に衝撃を受けすぎて昔の味が全く違うものになった事を徹底的に分からせる為にあらゆる逃げ場の無い文章を考えてはみたものの、こういう場合は

● 最初に事象を先に仕掛けたほうが絶対に勝つ、不利な後手に自分が回る事になるロジック

・・・は確定していて、奴らからしてみたら「とある最強のカード」があり、例え自分がどんな文章を練り込んで逃げ道を全て封じる文章を書こうが
 
〜 このたびは我々菓匠三全の商品「萩の月」をご購入いただきまして誠にありがとうございます。ご指摘でございました「昔より味が落ちて違うものなっているのではないか?」・・というご指摘の件ですが

確認したところそのような事実はございませんでした

 今後これからも「萩の月」のご愛顧の程、宜しくお願いいたします。

〜 菓匠三全 営業担当●●●〜

・・・という「元からそんな事実は無かった」という最強のカードの盾があって全てこれで返されてしまうんで、自分は正面からではこの件に関しては菓匠三全に対しては攻め倦(あぐ)ねいていた。
 しかもこれは更に始末が悪い、戦いで自分が不利な点があって

こういう問い合わせをした時に自動返信メールを送るシステムを構築していない企業が今の時代でも5社に1社の確率ではあるんですよ。

ネットショップで必ずあるこの自動返信システムね

 この今になっては当然の問い合わせに対した自動返信メール設定システムですが、これが無いとこっちも本当に企業に意見が行ってるのか全く確認する事が出来ないという後手に回らざるを得ない状況に加えて、奴らからしてみたら

● 元から意見自体が来ていないので返信しなくていいとという新しい逃げ道を確保されてしまう

・・・という更に有利な状況になる。
そして自分らに不利な面倒くさい意見は来ていても拾わない事にして、楽な意見だけは通った事にする訳だ。

 実際、この菓匠三全も問い合わせに関しては自動返信メールのシステムが無く、消費者の意見を今の時代でも軽視している点は失礼を承知ではありますが、さすが老舗のような上層部に老害が蔓延る腐った企業なのではないかとすら思う。
 上に下の意見なんか全く聞かない老害がいるだけで企業の若返りをしようとする動きを阻害し、自分らは過去に昭和の腐敗した時代に楽に設けてきた環境を守ってすらいれば、自分らが引退して消えた後なんか興味すら無いような、我らの税金を湯水のように遊びで使う政治家や儲けの簡単に出る優良企業と仕組みは全く同じなんですよ。そもそも企業努力をしようとする流れすらあるのか老舗は怪しい。昔からの殿様商売で腐りきって今に至る企業体質を変えようという若い意見が通るような風通しのよい要素が、こういう老舗にあるとは残念ながら思えない。

 おそらくではありますが、さっき書いた文面の例えの中にあった「そのような事実は確認出来ませんでした」・・・という返答は実際シラを切っているのか、はたまた本当に社員の殆どは知らず、原価を落とした事実を知っているのは本当の菓匠三全の幹部以上の工場関係の更に上の幹部だけで、本当の事実は殆どの社員は知られていない可能性もあり得る。
 本当に老舗ってのはロクなものじゃないってのは一番わかりやすい例えがくず餅の「船橋屋」のあの

 腐ったイカれクズ社長しかり、老舗なんてまずロクなものにならない事実がある時点で、菓匠三全も同様どうしようもないなと。下の意見が全く通らない老舗はまず若返る事は無い。

 今になっては自分らが出来るのは、菓匠三全が萩の月の売り上げが落ちている原因を味が落ちている事であると企業が気がついた時には既に遅く、会社が倒産する事を待つだけというのがもどかしい限りではありますが、さすがに食中毒でも数回起こらない限り、まぁそう簡単には潰れないよな・・・と思い、今回は筆を置くとしましょうか。

これも時の流れの一環だとして座して待つのみだというのか・・・味が戻る事なんか落ちる事はあっても元に戻るという事は無いというのに・・・

ご視聴ありがとうございました( ・ิω・ิ)

● 令和6年1月14日 長尾 亮

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