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ちょいスキル19マネーイズパワー決戦編


私たちはビジネスホテルを出て、さっそく闘技場へ向かっていった
案内係とワッペンをつけている、案内役の人に案内される。
「待機室はここです。15分後試合となりますので、ぜひ実力を発揮してよい試合を皆様にお見せくださいませ!」
私が口を開く
「スキル石屋のおやじさんからは48万円借りちゃったわね、もし私たちが勝ったら、スポンサーつくかも!って言ってたわね!借金0にしてくれる人現れるかしら?」
ケンジンは答える
「まあ、作戦通りに事が運べば、それも可能だろうさ!がんばろうぜ」
「そうね!勝つわよ!」
とんとんとん、ノックの音が聞こえる
「どうぞ」
「試合5分前です!リングへご案内いたします」
リングへ行くと、パーティ名マネーイズパワーのエンエンとドルドルがリングで待ち構えていた。
レフェリーがマイク片手に話はじめる
「さあ、10億円相当のフルヒールを手に入れることができるか?!
負けたら非売品の金のキュロちゃんを手放すことになるフューチャーウォークはどのように戦うのか?試合開始30秒前!・・・10秒前!5,4,3,2,1,FIGHT!」
私たち、ケンジンとユミナは試合開始の合図と同時に、スキルダッシュを使い、ダッシュの終わり際をキャンセルして、スキル空中ダッシュ、そして突撃をキャンセルして出す!
エンエンとドルドルは試合開始と同時に
「サモンマイセルフ!」
と、唱えた!なんと、エンエンとドルドルの分身体がリング内に出現した!
私たちは分身体が出現した後に空中ダッシュをキャンセルして、スキル突撃を使った!突撃のスキルは相手を追尾して特攻をするというものなの!
そしてぇ!キャンセル、インエビタブルレーザー!
「「なに!」」
エンエンとドルドルは、ハートリーディングを二人ともつかっており、私たちの心の中は、まずは距離をとって様子見をしよう!に聞こえていたらしいわ!サモンマイセルフを使用した後の硬直が解けて動けるようになったみたいだけど、もう遅い!至近距離で放たれたインエビタブルレーザーはエンエン、ドルドルを10メートルぐらい吹き飛ばし、同時に二人ともリングアウト!本体が敗北した瞬間、分身体は消滅した!
「私たちの勝ちね!」
どよめく場内!そして、白い羽は漆黒に染まり、塗り固められた嘘で灰になって朽ちていく!
観客たちが口々に放つ
「あれが、20年前に、弱者が強者をやっつけた時に使われていたという、偽りの翼か!」
エンエンとドルドルは顔を見合わせ、アハハハハと笑う
「まさか、庶民に負けるとは思わなかったぞ!」
とエンエンが言う

そしてドルドルが口を開く
「まさか、私たちが、ハートリーディングを使うと見越してハートリーディングキラーを装備しているとは!まさか馬鹿正直に真正面から突っ込んでくるとは思いませんでした!見事です!ケンジンさん、ユミナさん。
エンエンこの方々ならひょっとしたら?」
エンエンが答える
「とりあえず、今装備していたフルヒール二つをお前たちに渡すぜ!10億はもったいないけどな!お前たちならラストダンジョン攻略ができるかもな?ところでなんでお前たち2人パーティなんだ?普通3人で戦うもんだろ?ヒーラー枠いなかったら、初心者ダンジョンでも相当苦戦したろ?」
私(ユミナ)が答える
「ええ?この世界のパーティの基本は3人だったのね!びっくりしたわ。
でも私たちこの世界にきて日が浅いから、仲間にする人の候補がいないのよね…」
ドルドルが答える
「ああ、それだったら適任のものがラストダンジョン前の村にいますよ!
ラストダンジョン前の村なら私たち、いったことがあるので、転移結晶で行けますよ!どうです?今からいきませんか?」
ケンジンが言う
「実は俺たち借金が48万円スキル石屋にあるんだ、それを返したあとならいいぜ!」
エンエンがいう、
「じゃ、小切手渡すぜ、貴重なお客さん連れ出してしまうんだからな、
100万円にしとくぜ、今からスキル石屋へ行って借金清算して、そこから転移結晶でラストダンジョン前の村へ飛ぼうぜ」
「わかったわ!借金の肩代わりありがとう、恩に着るわ」
ケンジンも言う
「さっそくスキル石屋行こうぜ!」
スキル石屋のおやじは、小切手をみてかなり驚いていた。だが、
「ありがとうよ、この金は貴重なスキルを問屋が入荷した時につかわせてもらうぜ!ラストダンジョン前の村は俺の実の兄貴が経営しているスキル石屋がある!ぜひそこでも、ごひいきにしてやってくんな!」
あっさりと金を受け取っていた!
エンエンとドルドルが手を差し出してくる。エンエンがいう。
「手をつないで転移結晶に触れば、いったことがある人がいればそこまでいけるぞ!たとえそれが、竜王ラス=ボスの直前の転移結晶でもな!そこへ行ける、マジックスという腕の立つやつがいる!そいつ紹介してやるぜ!じゃ、ワープするぞ」
一瞬のうちに景色が変貌し、大きな村へやってきたわ。
「じゃ、まずは、マジックスさんに私たちを紹介してね!」
「かしこまりました。」
ドルドルが言う。
こうして私たちは、ラストダンジョン前の村で最強と呼ばれる大魔導士マジックスに会うのであった。

ちょいスキル20最終章ラス=ボス編、大魔導士との出会いにつづく


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