トランスヨルダン王国の首都だった古都サルトその1
古代ローマ都市遺跡ウムカイス(Gadara)の帰途、サルトに立ち寄った。アンマンから30kmなので行きやすいが初めての滞在だった。オスマン朝時代地方行政の拠点が置かれヨルダン川西岸との交易で栄えていた商業都市、引き続いて、1921年、英国委任統治領トランス・ジョルダンの首都となった。
その後、首長であったハシミテ家のアブドゥラ1世はアンマンへ首都を移し、パレスチナ分割問題により商業は衰退。サルトは置き去られてしまったが、オスマン朝時代の歴史的な建造物が残っている。
前置きが長くなったが、日本は観光関連施設の整備に円借款を供与、観光セクター開発事業(L/A 1999年12月2日、借款契約額71.99億円)、その一部がサルトの街並み整備に使われた。ロンリープラネットはそのことをしっかりと記載していたので紹介する。
2020年6月27日付け
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