こんにちは！Klueleです。
この記事はVRChat Advent Calendar 2020参加のため作成したものです。
他にも多くの役立つ記事が掲載されているので、興味がある方は他の記事も見てくださいね。
VRChat Advent Calendar 2020
https://adventar.org/calendars/5102

今回はVRCSDK3の更新方法を紹介したいと思います。
もともとは以下URLに書かれている内容なので、より正確な内容を確認するときはオリジナルの内容を確認してください。
docs.vrchat.com | Updating the SDK
https://docs.vrchat.com/docs/updating-the-sdk

VRCSDKの更新方法は過去にもいくつか説明している記事・ブログなどがありますが、それは旧来のVRCSDK(VRCSDK2)を前提としているものがあります。VRChat公式では、より新しいSDK(VRCSDK3)については別の手順で更新するよう通知していますので、その手順を説明します。
といっても、とても簡単です。VRCSDK2と間違わなければ問題なくできるはずです。

VRCSDK3 - World の場合

VRCSDK3のWorldの場合、以下のような手順が紹介されています。

2020.3.2 SDK3以降から更新する場合は、新しいパッケージを古いパッケージに上書きしてインポートできる。もし問題があった場合は再インストールしてください。

2020.3.2のバージョンは2020/8/6にリリースされたものを指します。それ以降のVRCSDKであれば、ダウンロードしてきた.unitypackageをダブルクリックして、importボタンを押すだけです。簡単ですね。

VRCSDK2のように、VRCSDKフォルダを消したり、VRCSDK.metaファイルを消さなくて良くなったのが違います。

VRCSDK3 - Avatarsの場合

Avatarの場合も同じ手順で更新できるのですが、公式のドキュメントでは注意書きがしてあります。

SDK3 - Avatarsにおいて削除して再インストールを行わないでください。
もしUnityを閉じた状態でのSDKフォルダを消し、SDKがインストールされていない状態でUnityを開くとState Behaviorsが失われます。State Behaviorsは粉々になり、更新の前後で維持されません。プロジェクトをバックアップし、State Behavior Steupを確実に保存してください。
もし削除して再インストールが必要な場合は最初にバックアップをしてください。State Behaviorsを再度セットアップしなければいけません。State Behaviorsが文書化されていることを確かめてください。

このような記述があるため、特別な事情がない場合はVRCSDK3 - Avatarsを上書きして更新するのが良さそうです。VRCSDK2のようにVRCSDKフォルダやVRCSDK.metaファイルをうっかり削除しないように注意してください。

ここで出てくるState Behaviorsというのは、Animatorのステートにアタッチできるスクリプトのクラスを指します。
VRCSDK3のサンプルで、vrc_AvatarV3ActionLayer.controllerなどを開くとアタッチされているステートを見つけることができます。VRCSDK3でActionのAnimator Controllerを付けたりするときに使うことになります。
standやsitのanimationを入れ替えている人は、この記事で紹介している更新方法を間違えないように行ってください。

ここまでで、VRCSDK3の更新方法を紹介しました。VRCSDK2と少し違っているので、間違えないように注意しましょう。
それでは、楽しいVRChatライフを！