VRChat VIVEコントローラーのトラッキングが常時飛ぶときに見直す3つのポイント

こんばんは!Klueleです。
最近引っ越しをして新しくVR環境を作り直したのですが、トラッキングに問題が発生したので試したことを書いていきます。トラッキングの安定性はベースステーションの位置以外に無線環境によっても影響を受けるようです。特に2.4GHz~2.5GHz帯ができるだけ混雑しないように注意しました。
改善前は1秒たりともコントローラーのトラッキングが安定しない状態だったのですが、改善後は気になるトラッキングロストは起こらないようになりました。

USB3.0接続の機器・ハブは極力使用しない

リンクボックスはUSB3.0接続が必要ですが、それ以外のUSB機器ではUSB3.0接続しないようにします。USB2.0で動作するものはUSB3.0ハブではなくUSB2.0まで対応のハブに接続します。
USB3.0接続の外付けHDDはできるだけ1G Ethernetで接続します。(USB3.0接続より遅くなるので使い道とトラッキングの安定性次第かも)

無線機器(bluetooth, 2.4GHz帯のWiFi)は極力使用しない

Bluetooth接続のマウス、キーボードは有線接続に変更します。
また、2.4GHz帯のWiFiは5GHz帯を使用するように変更します。
Bluetoothはあまり干渉することはないはずですが、2.4GHz~2.5GHz付近の周波数は極力使用しない方針で構成を見直しします。

リンクボックスの位置を他の無線機器から離す

リンクボックスはトラッカーのドングルと同様に、コントローラーと通信を行っています。ドングルや無線機器との干渉を防ぐために、近接しないように配置します。ドングルと同様に15cm以上離すのがいいのではないかと思います。

それでも電磁波の干渉がある場合は…

それでも電磁波の干渉がある場合は空間距離以外の対策が必要かも知れません。(ここまで来ると機器故障により異常な電磁波が発生している可能性もありそうです)。リンクボックス、ドングル、コントローラーを電波の発生源から遠ざける以外の対策としては、主に以下の方法があります。

・VIVEのリンクボックスの電源を、PCや無線ルーターとは違う場所から取る
・電源の延長ケーブルは極力短いものを選び、部屋の隅に配線し、アルミテープで固定する
・GHz帯対応フェライトコアを電源ケーブルや電源タップにつける
・アルミ製PCケースを使って電波の漏洩を抑制する

ここまでしてもトラッキングが飛ぶ場合は、電磁波とは違う観点で見直しが必要になるかと思います。
個人的なメモのような内容ですが、注意するポイントとして参考になれば幸いです。それでは、楽しいVRChatライフを!


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