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われは海の子

7月の第3月曜日へと変わってしまったが、制定当初、海の日は7月20日とされていた。

7月20日は自分の誕生日でもあったので、海のない埼玉の山中で生まれ、育った自分であるが、この記念日は自分の誕生を祝ってくれているかのようで、とても嬉しかった。

今日は海の日。

海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日として定まった祝日だ。

こんな素敵な唱歌があることを思い出してもいいのではなかろうか。

「われは海の子」
一、
我は海の子白浪の
さわぐいそべの松原に
煙たなびくとまやこそ
我がなつかしき住家なれ。
二、
生まれてしほに浴して
浪を子守の歌と聞き
千里寄せくる海の氣を
吸ひてわらべとなりにけり。
三、
高く鼻つくいその香に
不斷の花のかをりあり。
なぎさの松に吹く風を
いみじき樂と我は聞く。
四、
丈餘のろかい操りて
行手定めぬ浪まくら
百尋千尋海の底
遊びなれたる庭廣し。
五、
幾年こゝにきたへたる
鐵より堅きかひなあり。
吹く鹽風に黑みたる
はだは赤銅さながらに。
六、
浪にたゞよふ氷山も
來らば來れ恐れんや。
海まき上ぐるたつまきも
起らば起れ驚かじ。
七、
いで大船を乘出して
我は拾はん海の富。
いで軍艦に乘組みて
我は護らん海の國。 


人の世に熱あれ、人間(じんかん)に光りあれ。