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開発コンサルタントが考える、世界のあらゆる場所で働くコツ

KMC社員は、開発コンサルタントとして世界各地のプロジェクトに従事しています。地域は日本に近いアジアから、太平洋州、アフリカ、中南米まで、同じ国の中でも都市部の政府機関オフィスから地方にある農地まで、世界のあらゆる場所で活動しています。

地域も文化的背景も考え方も異なる土地で働くうえでどんなことに気を配っているのか、国際ビジネス支援部の社員に尋ねてみました。

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身体が資本

出張先の気候が日本と全然違う、というのはよくあることです。真冬の日本から出張したらそこは乾季真っ盛りで気温毎日35℃!…のように。
まずは体調を崩さないように、日々健康管理や体力づくりに励んでいる方が社内にも多いです。心なしか、ランナー比率も高いような。。

現地事情を考慮する

基本的なことですが、とても大事です。
顧客企業様と現地渡航を計画するときなど、つい日本国内の関係者の都合のつくところで実施したくなりますが、渡航先によってはその時期に渡航できなかったり、渡航しても期待している効果を得にくいことがあります。例えば、最近の業務で渡航予定を変更した国と現地事情は以下のとおりです。

ベトナム:旧正月の休暇中とその前後はお休みムードになるため当該期間後に再設定。
フィリピン:-berが付く月(September~December)はクリスマスムードで業務が進みにくいため、完全には避けられないが日程を前倒しにしてクリスマス直前を避ける。
バングラデシュ:選挙期間中は特別な理由がない限り渡航禁止となったため、当該期間後に再設定。

渡航時期だけではありません。
調査を支援いただく現地の方を雇用する際の当該国の雇用事情、
プロジェクト内でセミナーを開催する際の参加者への日当や交通費、
プロジェクトの開始にあたり必要な書類の確認手順…
などなど「現地事情」は多岐に渡り、かつ国(時には州や県)が変われば事情も変わるので、確認事項は尽きません。

「計画どおりにいかない可能性」を常に頭の片隅に置いておく

予約していた車が来ない、
移動予定日に安全上の問題で移動ができなくなった、
予定が急にキャンセルになった…
「思わぬトラブル」は日本でも発生するものですが、私たちが活動する国々ではそれらに出逢う確率が日本よりも高くなりがちです。
計画どおりにいかなさそうなとき・できないとき、「誰に連絡をするか」「代替案には何がありそうか」「他に訪問できそうな場所や実施できる事項はないか」が把握できていると、一瞬不安で心拍数が上がっても比較的落ち着いて対処できると思います。
もちろん、あらかじめ実施できる対策は実施してなるべく「計画どおり」を目指します。
アポを取ったはずなのに会いたい人に会えない、指定された日までに必要なものが揃わない、という事態を避けるためにリマインドメールの送信や進捗確認をするようにしています。


時には、こだわりすぎない

現地渡航の限られた時間内でなるべく多くの調査や活動を実施しておきたいところですが、前述のような事情で計画どおりにいかないことも多々あります。そのようなときは、最低限の内容を見極め、確保しつつ、今後の活動内容を修正するなど、「今の実施」にこだわらない方法も検討します。でないと、身の安全を守れない場合があるからです。

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コンサルタントの数だけ回答がありそうな問いですが、今回は国際ビジネス支援部の社員に聞きました。
開発コンサルタントという仕事を知るうえで、皆さんの参考になれば嬉しいです。

KMCウェブサイト↓
http://www.kmcinc.co.jp/