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子どもが何か飲み込んだら?!〜異物誤飲のおはなし〜



皆さんこんにちは!キャンプインストラクターで救急救命士の「けーえむファミリー」です!

今回はアウトドア時だけでなく、

普段の生活でもありえる事故「異物誤飲」の以下の3つについて投稿します😊

まぁ結論から言うと、息ができていたり、泣いていれば

そこまで緊急性はないかな?といったお話です。

それでは行きましょう!😊



1 鼻に入った!?👃

✔︎幼児に特に多いのが鼻の異物

→ボタン、B’z(✖️)ビーズ(笑)、豆、おもちゃなど


✔︎主な症状は?

→鼻の不快感や痛みがあります


✔︎やりがち

→除去しようと指や端を挿入して鼻血が出やすいので、ムリはしないようにね😊


✔︎特に注意すべきこと!!

→ボタン型アルカリ電池やコイン型電池は、

長時間放置しておくと『局所電流』によって鼻中隔穿孔(穴が開いちゃう)などになる場合がある。
#24〜48時間以内に排泄されれば問題ない。

✔︎どうすれば?

→基本的に緊急性はないので、鼻をかんで出すことを試みて、どうしてもダメなら医療機関へ行きましょう!
#あわてなくて大丈夫😊


2 飲み込んだら?(消化管異物)💩

✔︎心配ないのは?

→表面が丸く滑らかなものだったら、腸の動き(消化管蠕動運動)によって肛門から出てくることが多い!
#実際のお話し↓
(子どもが仰向けになりながら、金属製の笛を吹いていました。何かの拍子でゴックン💦二日後に出てきました😁)
#その間のオナラの音は普通だったそうです(笑)


✔︎心配なのは?

→針状のものや、鋭利なものは、腸に穴を開ける原因になるので、医療機関へ行きましょう!

→鼻の時と同様に、ボタン電池は注意!


✔︎レントゲンってとった方がいいの?

→よく質問されますが、それは親の判断になりますね😁
#少なからず被爆はします(問題はないですが)
#とらない親の方が、経験上多いです。
#医師の判断に任せます!ってのも一つの手です😁

3 息ができない時!?(気道異物)🚑

※1番緊急性が高く、知識として知っておかなければならないことです。

✔︎どうしてなっちゃう?

→飲み込む力(嚥下反射)や咳をする力(咳嗽反射)が未熟な小児だからこそ生じやすい。

✔︎どんなときなる?

→遊んでいる時や、泣く時の急激な吸い込み時に多い

✔︎どんなものが多い?

→豆、あめ、スーパーボール

✔︎どうなっちゃう?

→気道(息をするときの空気の通り道)が完全に塞がれると

声がでない!咳が出ない!もちろん息できない!


✔︎処置は?
①から④の順番でやります。①から③は意識がある人、意識がなくなったら④をやります!
#おっと!その前に救急車呼んでくださいね😅?
#回復して病院に行かないって選択もできますから😅
#何かあってからでは遅いですから😅

①とにかく咳をさせたり、声を出させる
#患者が赤ちゃんだったら、周りにいたお兄ちゃんやお姉ちゃんに、何かくわえてなかったかを聞く

②背中をたたく(背部叩打法)
#5回1セットの目安で。
#咳と同時にさせるのもOK!
#思いっきり叩いてください
#この方法は万人に使えます👍

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③腹部突き上げ法(赤ちゃんは④の胸骨圧迫法をしてください)
後ろから抱きしめる/抱き上げる

→片手はこぶしにしてみぞおちの下に当てる。もう片方の手でそのこぶしを握り、

→素早く手前上方にむかって圧迫するように突き上げる
#赤ちゃんの場合はお腹の中にある臓器を損傷する可能性があるため④をオススメします

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④胸骨圧迫法(ゾクに言う心臓マッサージのことです)

→仰向けにして胸の真ん中をリズム良く押してあげます!

#細かい場所は気にせず、だいたい胸の真ん中を!
#赤ちゃんには指2本で押してあげます!
#胸の空気の圧を高めて、異物を出してあげよう!って意味です😊

胸骨圧迫


こんなところでしょうか😊

毎度長文で申し訳ないです😅

補足ですが、

できれば飲み込んだと思われるオモチャなどと

同じものがあれば用意しておくと、

救急隊や医師は助かります😁


ちなみに

異物が原因で意識がない人は、その異物が取れたら意外にケロっとしています😁


さいごに

ご家庭でもそうですが、アウトドアのときなどは、

救急車がくるまで時間がかかることも多いです。

子どもを守るために我々ができること。

知ってて損はないと思いますので、ぜひご参考に😊


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