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地元の自然の活用方法

今回の投稿は、今日、仕事で宮崎県延岡市の工業団地に仕事でうかがった際の出来事で感じたことです。
工業団地内の鉄工所の社長様との打ち合わせを終わらせ、建屋内を移動しているときに、不意にも鉄工所建屋最奥部にクライミングウォールがあるではないですか⁈しかも、リード壁⁈(リードクライミング用の10mほどの壁)
社長に「従業員方がクライミングされるのですか?」と聞いてしまいました。
社長は、地元の工業高校山岳部が、コロナ前に練習に使っていた事。
いつも遅くまで部員たちが練習し、社長が全員が終わるまで事務所で仕事をし、みんなを見送ってから鍵を閉めていた事。
山岳会のクライミング協会と協議して練習壁を作成した事。
自社の建屋の中に作成したのは、宮崎県体育館のリードクライミング外壁まで(片道100キロ)行かないと練習できなかったことを不憫に思い提供した事。などいろいろ話してくださいました。

県立体育館外壁


最後に地方から若者がいなくなること、宮崎県でも県庁所在地以外の地域から若者がいなくなることは、地元企業にも原因があり、『ここを好きになってもらわないといけない』。と私財を投じてでも地元の魅力を若い世代に伝えたい思いが、僕には伝わりました。

社長様は、市役所や関係所管に宮崎県北部のクライミングスポットや素晴らしい環境が、観光資源だけでなく、人材流出防止につながること。自分たちのできる事、伝えたい事を話、協力を仰いだそうですが、『アスリートタウン構想』を掲げた首長が変わればすべて白紙になったそうです。
『疲れた』
社長様の言葉です。僕は、とても悔しく、むなしく、無力さを感じました。こんなに素晴らしいフィールドがあり、地元が活用を望み、利用者が遊べる場所を探しているのに結局は、個々の努力ですか?政治力は?SDGsはどこ行った?
後世に残さないといけない環境は、今の大人たちの利権で振るわれます。
地元で頑張っている人たちもいます。

地元のフィールドでのお手本プレー


アウトドアに携わる方々だけでなく、地元が好きで、人に来ていただき喜んでもらうことが好きな人。子供たちに地元で就職し地元で遊んでほしいだけの社長様もいます。
今のマスコミ、SNS、被災者の悲惨な状況を伝えるだけでなく、未来に繋がるために発信をしてほしいものです。
とにかく全然知られていない人たちも、いろんな形で地元を愛しているのを知り、今日の出会いと感動を忘れないためにnoteに投稿しました。

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