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治安を乱すやつ

昨日「毎日日記を書く」と宣言してしまったせいで昨日の自分に日記を書くことを強要されているが、正直言って既に後悔し始めている。でもまぁどうせ期待もされてないだろうし気楽に適当に書いていこうと思う。

突然だが、俺はインターネットが好きだ。
特にどれだけ無意味なものでも受け入れてくれる寛大さが。
「ネットの海」とはよく言ったものだと思う。あまりの懐の深さが問題になることもあるが、たまに不愉快な汚れみたいなものが視界に入る事もまた、中毒性のあるスパイスになっているんじゃないかと思う。ユーザーが本当に求めているものしか提供されないSNSがあったとしても、思っている以上に流行らないんじゃないかと思っている。
確かに完全に欲しい情報だけを提供してくれるSNSがあれば、それなりに利用するかもしれないが、毎日狂ったようにそこに張り付いてずっと意味わからないことを呟き続けるようなやつはいない。多分。

インターネットというものは、意味のないものに、「無意味」という価値を付与してくれるのかもしれない。それとも、目に見えない電子的で希薄な繋がりだけの関係性だから何とでも言えるだけなのかもしれないけど。冷笑、嘲笑の意味合いを含めて親しまれるコンテンツもある事を考えると「インターネットなんてものはなかった方がよかった」という極論に行き着くんだけど、それらを見ないという選択をできるのもまた大きな魅力だと思う。
現実はそうじゃない。意味がないものは評価されず、なにかにつけて対価が求められるし、見たくないものを見せられる上に、倫理感だとか暗黙の了解だとかいう目に見えないルールに縛られることになる。

そんな現実のあらゆる枷から解き放たれるためには、「匿名化」が必要不可欠なんだと思う。インターネットが最も身近な例だと思っているが、これはインターネットに限った話だけでなく、物理的な寄せ書きとかにも言える。送る相手やテーマが決まっていても、その内それを無視して好きなことを書き始めて治安を乱すやつがでてくる。場所や内容にもよるが。見方を変えればあれも原始的な匿名掲示板の一つとも言えるし、人が自らの本音や本性を解き放つためには、人格の匿名化が必要なのかもしれない。名前も姿も出さず、匿名になった時にどんな行動をするのかを観察すれば人の本質は見抜けるんじゃないだろうか。

思うままに書いていたらとりまとめの無い話になってしまった気がする。
まぁいいか。

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