8/29 研究会で発表します

個人的な研究発表の告知です。
8/29(火)に「言語学院生の会」という全国の院生が集まる研究会で, 発表を行います。

タイトルは(暫定ですが)

「OT-DMモデルによるGlobal Evaluationベースの外在化システムー機能/事象素性構造の最適化ー」


になります。若干イカついタイトルですが, 位置付けとしては理論言語学と計算言語学の橋渡し的な研究になります。

最適性理論(OT)と分散形態論(DM)のモデルを融合した外在化システムを構築することを目的としています。統語部門で計算した素性構造に対してかけるいわゆるPFのVocabulary InsertionをDM的なDerivationalな評価ではなく, OT流にGlobalに評価する、というのが大きなところです。DNIやLDなどのDMの規則はある程度保持しつつ, その計算方法を再考してみるということをやりたいわけです。この研究を通して、ゆくゆくはVIやPFの規則の確率的なモデルに繋げられたらなあ, とか考えています。

専門的な話はさておき, 基本的にこの研究会は練りに練った研究成果を表に出す, というより研究のアイデアや手法などを共有する性格ということもあり, 発表言語は日本語でいきます。

この会には, 個人的に交流のあるJAIST(北陸先端科学技術大学院大学)の院生である岩村さんという方に誘っていただいて, 定期的に参加しているものです。理論系の研究をされている方が多いですが, 計算言語学や実験系のアプローチをしている院生もいて, 異分野(?)間の活発な交流が行われている場です。

今回自分もこの研究会に関われること, 大変楽しみです。まだ不十分なところが多い内容ですので, どうなるか不安ではありますが。

準備を進めねば…

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