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1/24|写真好きは3タイプいると思う

写真が好きという人は大きく3タイプに分かれる気がする。

写真好き
カメラ好き
撮影好き

読んで字の如く、写真が好きな人は自分が写真を撮らなくても人が撮影したものを見ても楽しめる人。カメラ好きはカメラが好きな人。メカ、ガジェット好きに近い感覚だと思う。所有欲というか、超高性能なスペックの機械を触るのが好きな人とか。撮影好きはとりあえずシャッターを押すのが好きな人、というと語弊がありそうだけど、カメラは何でもよくて多分一番純粋に写真が好きな人。いい写真が撮れたらそれで満足。撮った写真で人を喜ばせられたらなおうれしい。

学生時代に楽器を触っていて、初めてギターを持った時にとりあえずコードを覚えることから始まる。とはいえ、コードだけ覚えてもつまらないので自分の好きなバンドとかの曲をコピーしながら弾き方を覚えていく。写真はシャッターさえ押してしまえば簡単に一枚の絵になる。撮り方を覚える前に形になってしまうから人の写真をあまり模倣しようとはしないんだと思う。それだけ敷居が低い趣味だともいえる。

写真が好きという人と話していて、どんな写真が好きで写真家は誰が好きか尋ねても明確に答えられる人は少ない気がした。そもそも友達も多いほうではないので、出会った写真好きの人数が圧倒的に少ないのかも。明るい写真とかエモい写真とかフィルムで撮る写真が好きとかはあっても、誰が撮る写真が好きかという話で間がもったことがない。音楽が好きという人は誰が好きか聞くと、たいてい自分のお気に入りのミュージシャンをあげる。どうして写真にはそういうのがないんだろうと不思議に思ったのが、今日の記録のテーマだった。

僕は全部が好きだけど、たぶん写真>カメラ>撮影という順番になる気がした。正直撮影という行為も好きだけど、いざ仕事で撮るとなるといまだに緊張するし、ある程度実績を積んでも自分向いてないなと思うことが多い。ほかの人がきれいに撮ってそれを見れたら満足。というと自分も撮りたかったって思う時もあるし、ちょっと言い過ぎかもしれない。ただ、他人が撮った写真を見るのもすごく好き。人が作った手料理は同じものを自分で作ってもおいしいと感じるあの感覚に近い。カメラを変えると気分も変わって撮りたくなるからどれを使うか結構選ぶ。だから多分カメラも好きなんだと思う。極論撮れれば何でもいいけど、撮りたい目的がはっきりしているのならそれに合った道具を選んで撮りたいし、嗜好品だから気分によって変えたい。

撮った写真をいじっている時間も好きだから編集好きもいるかもしれない。となると、やっぱり4タイプになりそう。とりあえずこんなことを毎日考えてしまうくらいに写真のことは好きなんだと思うし、これを書き終えた今、タイプごとに分けて考えるのは野暮かもしれないと思った。

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