見出し画像

駆け出しイラスト屋、4ヶ月目の日記

小さいながらでも、仕事としてイラストを描き始めて大体4ヶ月くらいたった。まだ4ヶ月だけど感じることは色々あって、楽しいことややりがいがたくさんある一方で葛藤もすごく多い。描きながら色んな事を考える。

こんなものを描いてみたい、こんなノリを絵で表現してみたい、そういうものは内側にある気がする。私よりも何歩も先を進むイラストレーターさんのイラストとかをSNSで見るたび「こういうものを私も作りたい」と思う。

そう、内側で思い描くものはなんとなくある気がしている。なのに、実際手を動かして線を描いてみると、「なんか違っている」「なんか気持ち悪い」「もっとできるはず」と感じてしまう。頭の中で描いているものほどの輝きをその絵に感じられない。

もどかしい、すごくもどかしい。描き始めた頃は描けることが楽しくてそういうことにはあまり目が行っていなかったけど、だんだん自分の納得度とか、結局どんな絵を描いていきたいのかなとか、そういうことを考え始めてしまった。

もちろん、今も変わらず絵を描くこと自体は本当に楽しくて、一日中家にこもってやることだってできる。最近は日中ずっと絵を描いて、夜にバイトや自分の用事とかで出かける、そんな日が続いているくらいに。

・・・

先日から「SHIROBAKO」というアニメを見ていて、これがアニメーション業界やクリエイターの人達の仕事に対する向き合い方とかが垣間見えてめちゃくちゃ面白い。一生見れる。クレヨンしんちゃんの監督、水島努さんが監督してるみたいです。もう一回言うけど、めっちゃ面白い。かわいい女の子が出てくる、よくある萌え系アニメかと思ったら違った。

アニメの話もしたいけど、そのアニメの中で「絵を描くのが好きなだけじゃだんだん物足りなくなる。別の理由が必要になってくる時が来る。」という主旨の言葉が出てきて、ちょっと考えさせられた。「どこを目指すのかがあったら、今やるべきことが見えてくるんじゃない?」みたいな話もあった。

絵を描き始めて4ヶ月くらい経って、ありがたいことにこの4ヶ月くらいはずっと継続的に絵を描いている。まだ駆け出しだから、できるだけやれる仕事はいただいて制作してきた。描くためのデバイスも整えなきゃとか考えていたのに、それもちゃんとやらないままなんとか今日まできていて、今日もまだ作らないといけないものが残っている、けど今こうしてnoteを書いている。

というのも、ちょっと立ち止まって考えてみる時間をとりたかったから。まだ一年も経っていないんだし、そんなこと考える前に手を動かした方が良いような気もしている。けれど、自分が絵を描いて行く中で「いつかこんなことをしてみたい」とか、そういうものをちょっと考えてみたりしたくなった。そのために今年はこんなものを作ってみよう、とか、そういう計画を7月中くらいにはやってみたい。

・・・

そうした、自分の絵になかなか納得しきれないもどかしさと、やみくもに制作する中で自分はどこに向かっているのかというあやふやさがある、というここ最近。だけど、今は目の前のつくるものを納得いくまできちんとつくる。めんどくさい作業も妥協しないで、ちゃんと修正作業をする。自分が自信をもってだせるものかどうかをちゃんと問う。あと、適度に休憩する。SHIROBAKOでも煮詰まったときは散歩が一番って言ってるし。

今の制作が落ち着いたら、自分がつくってみたいものの計画をする。服がおしゃれな友人の一枚絵をかいてみる。村上春樹の本を読む。ゆっくり音楽を聴く。面白そうな漫画も読む。

6月29日(土) 天気:蒸し暑い曇天

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?