夢追い虫

24thシングル(2001/10/11リリース)
▼収録アルバム
色色衣(2004/3/17リリース)

41曲目は[夢追い虫]です。

昨日、スピッツ主催の音楽フェス「新木場サンセット」に行ってきました。

そこでアンコールの最後に演奏されたのが夢追い虫。

もう何百回と繰り返し聴いてきた曲ですが、昨日はイントロが流れて「あ、夢追い虫だ!」って思ってから数秒の間に、なぜか色々な気持ちが込み上げてきて涙が出そうになりました。

夢追い虫には並みじゃない包容力があります。

27歳、仕事とか恋愛とかそれなりに悩んだりしているのですが、夢追い虫はダメな自分も肯定してくれるような気がして、「ああ、自分の今も悪くない」と思えます。


ユメで見たあの場所に立つ日まで
僕らは少しずつ進む あくまでも

こちらはサビの歌詞。
この「あくまでも」という言葉に何度も助けられました。

「夢に向かって突き進め!」系の歌詞やセリフが溢れる中で、「少しずつ進む あくまでも」という言葉には現実味があって、嘘がない。

一見ありがちな熱い歌詞のようで、「あくまでも」の一言でスピッツの曲だあってなります。
すごいなあ、草野さん。

そして私の1番好きな歌詞

笑ったり 泣いたり
あたり前の生活を
二人で過ごせば
羽も生える 最高だね!

ほんとそうだね!

ってなる。

この言葉の組み合わせ、すっごいですよね。

恋人と過ごす日々について、「羽も生える」なんて思ったことないのに、なんでだろう、なんかイメージすごい湧く!
言われてみれば確かにそうだわ、わからんけどわかる!みたいな感覚になります。

使っている言葉は何でもないのに、言葉の組み合わせ方が本当に本当にすごい。

昨日ライブで聴けて良かったなあ。

頑張るぞー!!!ではなく、頑張るかあ。ってふわっと思わせてくれるのがスピッツの最高なところなんです。

#スピッツ #コンテンツ会議


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