歌ウサギ
▼収録アルバム
CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-(2017/7/5リリース)
ウサギシリーズからもう一曲。
29曲目は[歌ウサギ]です。
初めて聴いた時は、まずメロディーに心打たれました。
ギターで始まり、ドラムやベースが加わりながらサビに行く流れと、サビのメロディーがとても好きで、聴くたび「うわあ〜〜」ってなります(言語化できない)。
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この曲は、「先生!、、、好きになってもいいですか?」という、高校生と先生の恋愛を描いた映画の主題歌として書き下ろされた曲なんだそうです。
歌詞は、出だしから「高校生、まさにこれ」と言いたくなります。
こんな気持ちを抱えたまんまでも何故か僕たちは ウサギみたいに弾んで
[こんな気持ち]とあえて名言しないことで、聴いている側は色々な気持ちを思い出したり想像できます。
改めて歌詞を見ると、高校時代の、何とも言えない不安な気持ちや満たされない気持ちがあり、それでも希望に溢れていた感覚を思い出しました。
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恋愛映画の主題歌として書かれた曲ですが、キラキラした王道の恋愛ソングではなく、随所にスピッツ節が効いています。
例えばサビで、
「何かを探して何処かへ行こう」とか そんなどうでもいい歌ではなく
という歌詞があるんですが、そういう歌って沢山ある中で、どうでもいいと言い切るのすごいですよね。
ただ、そういう強い言葉を使うことで、後に続く
君の耳たぶに触れた感動だけを 歌い続ける
という歌詞がより鮮明に記憶に刻まれるような気がします。
手を繋いだとか抱きしめたとかではなく、耳たぶに触れるっていうのがスピッツっぽいですよね。
この歌詞を50歳目前で書ける草野さん恐るべし。
何度も言いますが頭の中見てみたいです。
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