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湾曲の宮殿? 水道博物館(自来水博物館) 台北 110年前の水道技術

産業遺跡を拝見するのが好きです。構造、設備、機械、道具を見ることで、あ、こういう風になって供給されてるんだ、作られてるんだ、使えてるんだ、ということが少し理解でき、感謝の念がわいてきます。

以前に地下鉄乗り継いで訪ねてみた台北の水道博物館(自来水博物館)、写真をご紹介します。あ、写真注はエエ加減な能書きです。



訪れた時は開設110年経過

訪れたのは2018年でした。この水道設備の開設は1908年だそうで110年経過。工事開始は確か1901年だったとの説明が書かれていたとうっすら記憶しております。


110年前 明治末期に、この工事を台湾で
為し遂げた日本の明治期の技術習得と発展に思い至り、震えました。建物が湾曲しているのは、水の入力、出力の効率がよいからでしょうか?


自来水園区、公館駅からの道順


水道博物館と呼べばわかりやすい、自来水地区、
エリア内に二つのプールがあり、家族連れに人気のようです。


市内中山駅からは南南西の方向、七駅くらい、
公館駅で降ります。




MRT公館駅から歩いて近いのですが、道順標示がわかりにくく、この時は遠回りしてたどり着きました。





道順の正解は、
  公館駅を出たら、
  師範大学とは反対方向に進む、
  市場の方向には行かない、
ということです。



大きなバス道沿い、師範大学(公館キャンパス)とは反対方向に進んで
二つ目くらいの角を川の方へ行くと自来水園区が前方か左に見えるはずです。

自来水博物館に入る門は一つだけのようで、
プールの並びにあります。


園区を一旦出て駐車場を師範大学方向に
進むともうひとつのプールがあり、
こちらは
料金が少し高そうですが、
広いです













水道博物館の館内、機械や計器

建屋も中にあるポンプやモーター、
盤(操作盤、制御盤)、計器、
それぞれとても味わいがあります。
  ※写真注は、用語に自信なく
   ほとんど (?)付きです





盤は鉄製だったり、なんと大理石製だったりします。

  ※木枠や木の板、大理石(?)の組合せ


ポンプやモーターはUSA製や日立、計器などは、東京計器、日立、そしてUSA製、のようです。


  ※ノートン社(?)の電気計器が並んでます。


 ※ノートン社製 電流計


  ※東京計器製 電圧計


  ※日立製 タイマーリレー(?)

  ※計器とスイッチ(?)

  ※設置は1950年と書いてある日立製ポンプ
   戦後、取り替えたんでしょうか?
   「清水二号抽水機」
   モーターとは双方ディスク型(?)の
 カップリング接続されています



  ※日立のマーク

  ※小さめのポンプ(左)、
   モーター(右)とカップリングで
   つながれてます
   奥の階段上は湾曲(?)通路
   ポンプ列は入館の高さから
   半フロアほど下がった位置に
   ありました



  ※大きな連結部分
   ユニバーサルジョイント(?)

  ※レバー型(?)のスイッチ

  ※ブレててスミマセン
   USA製かな?

  ※盤もゴツい!

  ※工具🔧🔩並びに
   ヨダレ出る~🤤



昼御飯を食べたくなったら、駅の横の市場の中に小さな店がいっぱいあります。市場と駅の間には、雲南&タイ料理店を名乗るおいしい中華屋さんがありました(ここで食べた)。

  ※注文票です

湾曲の宮殿(?)、でした。

あ、水の宮殿もよろしくお願いします。



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