「え、、、！？どうしたのこれ、、、？」 
1週間ぶりに訪れた彼氏の部屋に入ると何もなくなっていて、引っ越しでもするのかという状態になっていた。
「ほら、必要ないものはどんどん捨ててって言ってたじゃん⁉　よく考えたら何も必要ないじゃんってなったんだよね」

「だけどこれは、、、」
「でも君がきっかけを与えてくれたんだよ。要らないものを捨てるっていうチャンス。後は俺たちの命を捨てるだけだしね！一緒に捨ててくれるでしょ？なんでも手伝うって言ってくれたんだから」

「え？ 何言ってるの？？」

「君、言ってたじゃん。俺のすべてを受け入れて何でも手助けするって！嘘だったの？一緒にこんな世の中から去っていこうよ！」

そう言って手に持っていたのは牛刀とロープだった。

「これは無駄な買い物になっちゃったけどさ。君と一緒に断捨離できるんだから無駄ではないよね⁉　ほら一緒最後の廃棄処分しようよ！　ね⁉　ほら、、、こっちにおいでよ」