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高校生探偵の不在中に安室が止まらない件について

ついに・・・ついにゼロの時が刻まれる瞬間がやってくるのだな・・・

「3・・・2・・・1・・・」


「ZERO」


名探偵コナンの世界に突如現れた、安室透。
私立探偵として米花町・毛利小五郎探偵事務所で毛利小五郎を師事しながらも師匠を差し置いてバリバリの推理力を発揮する色黒イケメン。とある事件現場に居合わせた子供が「ゼロー!」と叫んでびっくり安室は幼少期のあだ名がゼロだと言い張るが、実は公安警察の俗称が「ゼロ」。咄嗟に反応してしまったことで私立探偵は仮初の姿、本名の降谷零として生きる公安の人間だったことが判明する・・・!

しかもこのイケメン、あの暗黒組織・・・黒ずくめの組織でバーボンのコードネームでスパイとしても活動する、何とも説明に手のかかる3つの顔を持つ男<トリプルフェイス>なんです!!!

こやつが今回、名探偵コナン 劇場版第22作目『ゼロの執行人』で大暴れする模様。


ほーんとに、この子、この人、この男。大出世が凄いんです。

子供の頃よりコナンを愛し、愛され(?)、見守り続けていた矢先、いつからいました?と言わんばかりに巧みな話術でちゃっかり米花町の住人となっていた安室さん。

あれよ、あれよと言ううちに、第20作目にして映画初出演を果たし、間を置くことなく今回メインで登場!もはや主人公を押しのけて予告編でも大プッシュされていますね。最近は雑誌でも表紙を飾るほどだとか・・・凄い。

もっと言うと、単独でLINEを始めているとか。いや、これは個人LINEだからいいのかな?自分で名刺バラまいてQRコードから友達登録させてるみたいだしいいのかな。でも、5月からのスピンオフ連載漫画は凄い勢いです。大出世もいいところ。

同じく色黒でかの有名な西の高校探偵くんだって、第7作目『名探偵コナン 迷宮の十字路』(2003)から長らくちょっと出を繰り返し、ようやく昨年の第21作目『名探偵コナン から紅の恋歌』(2017)にメインポジションに返り咲いたというのに、ですよ。やはり安室透の快進撃は目を見張るものがあります。

しかも、彼、大舞台での活躍もびっくりですが、日常での存在もしっかりと獲得しているんです。


安室さんの米花町での馴染み方が凄い!


先週の映画プレストーリーを描いたアニメでは、喫茶ポアロで溶けたケーキの心配をする彼を観ていたわけだけど・・・私も言いたい。コナンくんも言いたい。

安室さん、仕事(公安)大丈夫?

あまりにも自然と溶け込んでいる。公安ってもっと気を張る仕事じゃないのかな。部下の風見さんはとうしているのかな。何、ポアロで新メニュー作っているのかな・・・。

普段は小学生としての生活を満喫しつつあるコナンくんに対してツッコミを入れてしまう死体の出ない光景に、ついにはコナンと一緒にツッコめる日が来るとは・・・とこの放送では少し感慨深いものがありました。

こうやってポアロといる姿はまさに喫茶店の店員そのもの。この打ち解け方こそが、組織へスパイとして潜り込める所以なのかもしれません。

ただあまりにも平和な風景に、ちょっとだけ黒ずくめの組織に同情してしまう。

黒ずくめのヤバさが薄れてしまうほどに、「大丈夫だよ~」とにこやかな微笑みをみせていたので、今回の映画では出番がなさそうな分、原作では本領発揮してほしいです、がんばれ黒ずくめの組織。(4ヶ月ぶりの連載開始となった最新話では早速安室透×赤井秀一の対立が見られます!青山先生おかえりなさい!)

こうした目覚ましい活躍をギュギュっと見せられてきたため、安室さんは凄い男なのは認めます。でも実は私

そこまで安室さん好きじゃないんです。


というのは、いきなりびっくり登場して、コナンファン界隈での各キャラの人気の流れに私個人が追い付いていなかったということもあるけれど、大人なわりに公私混同がすぎるいただけない部分があったから。

第20作目『名探偵コナン 純黒の悪夢』でのこと。観覧車で深い因縁のある赤井さんを見つけるや否や、飛びついて喧嘩をふっかけたのです。今は協力すべきだという赤井さんの言葉に耳もかさずに、怒りをぶつける安室さんにはひやひやしました。まじ喧嘩してる場合ではなかったからね。

だから、私は新一命、コナンLOVEを貫いていたんだけど・・・考えてみればこの一件だけだったかも、大人げないと思ったのは。

やっぱり、何というか、初期から積み上げてきたコナンへの愛情があると、若干人気が主人公から流れ出しているのでは・・・という危惧がどうしてもあって。こればかりは大人の色気には勝てないの?という思いもあって、ついつい嫉妬心を燃やしてしまったみたいです。そう考えたら、私、安室さんのこと好きかもしれないわ。


ファン心をくすぐる安室透の過去


安室さんは29歳。コナンは7歳。大きくなっても17歳。当時はサギでかっこつけで情熱溢れる新一にファン殺到、卒倒だったけれど、今や安室さんの周りには女子が降ってくる、降ってくる。そりゃあ、新一だって負けてないよ?でも、時期が悪すぎた。この時期に熱愛報道、蘭ちゃんとの真剣交際を公式発表されたらさ、こっちもわかっちゃいたけど悲しいやら嬉しいやらで複雑なんです。

そういった意味(どういった意味?)でも、人気はうなぎ上り。人気の理由が大人の色気だけではなかったとしたら、おそらくは安室さんの過去がファン心を掴んだのでしょう。

殉職した松田刑事と関わり合ったなんてエピソードを出されちゃあ・・・くすぐられてしまうわけ。好きだったもん、松田刑事。(ファンの間でも人気が高いキャラ)

大好きだったから、時限爆弾仕掛けた犯人許さなかったし・・・なんでカウントダウンギリギリで解除番号知らせる姑息な仕掛けしたんだよって、回想シーンでの登場にも関わらず悔しかったことを覚えています。

だから純黒の悪夢で松田刑事がスクリーンに映し出されたときは、会場に小さな悲鳴が上がり、(あ、この人たち、わかってるな。)とコナンオタクであることが即バレしたものです。

また、さっきは大人げないなんて言ってしまったけれど、赤井さんに執拗に敵対することになるスコッチとの関係性も友情愛、仲間愛で心をグッと掴まれる理由のひとつ。

スコッチは安室さんと同じく公安警察の人間であり、組織にスパイとして潜入活動を安室さんや赤井さんと共にしていた人。でも惜しくも赤井さんの目の前で自殺する結果となってしまい、その件で安室さんはスコッチを助けなかった赤井さんに恨みを持っているんですが、実は赤井さんは助けようと尽力していたという事実が後に原作で明かされたんです。

しかしその誤解が未だ解けずにいることで現在も敵対関係は続いています。安室さんにとってスコッチは同僚でもあり親友でもある大事な人だったからこそ、赤井さんを目にすると居てもたってもいられない。つらいですね、どうあってもスコッチは戻っては来ないので・・・。

他にもコナンのメインストーリーでキーパーソンとなる人たちとも関わっていることが判明しているため、ファンが今もこれからも目が離せないのがニクい男、安室透です。


謎の多いトリプルフェイスが映画で暴かれるのか?!


こうした経緯もあり、いろんな秘密を抱えた安室さんが師匠(笑)である小五郎を爆破テロの犯人に仕立て上げるという謎の行動を起こす大注目の最新作映画が

『ゼロの執行人』2018年4月13日 本日公開!!!


絶対爆破するし!人は死ぬのか!全員生存か?!

安室透は敵か?味方か?

蘭ちゃんと新一の惚気シーンはみれるのか?


公安警察×警視庁×検察のトリプルタッグは事件をより熱くさせてくれるだろうし、諸々楽しみがいっぱい。

私は今回、毎年コナンファンとコナンの声優さん、製作スタッフさんとのオールナイトイベント『シークレットナイト』に参加するので、その模様と一緒にまた映画の感想を書きたいな、と思っています。

本当に楽しみ!毎年のことだけど、今回は予習もばっちり順調に気分を高めています。

みなさまも、ゼロな週末を楽しみましょうね!


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