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日記2 読みと書きと描き

病院へ行って診察される。医者は笑みを浮かべて、体調はどうですかとか最近はどうですかとかいくつか聞く。僕はまあ前より割と良いですと言って答える。次の診察の日を決めて、診察室から出る。
機械的なやりとりに見えるが、実際は意味がある気がしている。他人が定期的に体調を測定するということはそれだけでケアになる。心療内科でも触診をすればもうちょっと薬を減らせる人が増えるんじゃないかなとか考える。
待合室はクラッシックが小さな音量で流れて、無音のテレビが点いている。アンパンマンがやっていて、盆踊りをするところにバイキンマンが来るみたいな話だった。受付の人に名前を呼ばれて診察代を払うのだが、やけに安いなと思ったら今回から安くなる申請をしていたからだと気がついた。
薬局で処方箋をだして薬を待つ間に近くの図書館の受け取り所で予約していた柚木麻子の本を借りた。
本を読むと数ページ読んですぐ何か書きたくなる。1読んで1書くくらい書く(だからほとんど読めない)。絵は僕はけっこう多く見る方な気がするが、3見て1描くくらいの割合(絵は一瞬で見れるのでけっこう見れる)。
この読むと書くの関係はどうなってるんだろう。僕はこういう書き方いいなとかすごいなとかインプットしたらすぐ他のことを考えてしまって、何かと書いたりしてしまう。人にはプールのように見たものや読んだものを溜めておけるところがあって、そこが溢れると何かやりたくなってしまうみたいなイメージなのだが、そこが僕はすごく狭いみたいな気がする。みんなもっと溜めておけるからいろいろ知識を得れるんだろうなという気もしている。どうなんだろう…

展示の搬入をするまでの間に時間があったので、絵を描いた。展示のとは別。

水彩は時間を潰すのにちょうどよくて、すごくいいやり方だと思う。用意も片付けも楽だし、手も汚れないし、油絵の具より安い。透明水彩はいまはたった17色しか持ってなくて、混ぜながら使ってるけど、もう少し色が欲しい。色が少ないところから始めてある程度経ったからもう少し買い足したいところ。紙も和紙と水彩紙と竹紙とかいろいろ使ってみているけれど、どれも一長一短で落ち着かない。

展示というのはgallery DEN5というところで行われる「代田橋ナンドーレ5」というグループ展です。下に飲み屋がついてて2階がギャラリーという変な建物で、すごい人数出るのでいろいろあって楽しいんじゃないかと。是非来てください。8/11(金)–27(日)までです。

代田橋納戸/gallery DEN5
東京都杉並区和泉1-3-15市場入口
2023.8/11〜27
16時から21時
水木休み!

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