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日記 リュックを9年使う

リュックサックを高校一年生のときから9年間使っていた。高校に入学して陸上部に入り、荷物が多かったからグレゴリーでリュックを買った。そのリュックもこのあいだ鎌倉に旅行したときに表面の黒い部分が溶けてきて、黒い色が自分の腕やら人の鞄やらについてしまって、壊れてはいないのだが使えなくなってしまった。
リュックは一生使えるとは思っていなかったけれど、あと10年くらいは使えるかなと思っていた。けれど思い返せば、たくさん重いモノを詰めたり、陸上競技場の炎天下に置きっぱなしにして練習してたりとけっこうハードな使い方をしていて、ここまで壊れなかったのがすごいなと思う。
もう壊れてしまったのを修理したりできるのかなと思ったけれど、表面が溶けているので直しようもないなと諦めて次に買うリュックを探している。
僕にとってリュックは必要でパソコンやカメラを持ち歩いたり、ちょっとした旅行に行くとき、荷物が多いときには持っていないと不便だ。ショルダーバックでも良さそうだが、重い荷物を一つの肩で支えるのは健康に悪い気がする。同じリュックを買えば9年間くらいは使えるわけだから80まで生きたとして6個のリュックで事足りる。しかし同じリュックはなぜだか買いたくない。単にリュックが必要というだけなら同じリュックでいいはずなのになぜだか買いたくない。グレゴリーのリュックよりももっと良いリュックがあるかもしれないとか、ちょっと飽きたなあとか色々あって、とはいえ9年も使えそうなリュックってあんまりないよなと思い、なかなか次のリュックが決まらないのである。
色々なリュックをネットで見てはうーんと唸っている。これはデザインがなあとか容量がなあとか値段がなあとか色々。いいなと思ったら売り切れているとかもしばしばあるが、良いリュックはもうちょっと多く作れよと思う。
こういうのは探しても結局見つからない。必要になったときに急いで買いに行ったやつをまた壊れるまで使うのだろう。そうして一生分のリュックは調達されていく。


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