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慶應義塾大学 文学部の総合型選抜について(入試内容・おすすめの併願先)

慶應義塾大学文学部の総合型選抜について気になっている方に向けて、入試内容・学べること・おすすめの併願先・2024年度の受験者数・倍率・キャンパスへのアクセス・卒業生の進路ついてご紹介します。

2024年1月の現在の情報です。最新の情報は、慶應義塾大学の公式サイトよりご覧ください。

入試で求められるものとは?

慶應義塾大学文学部の総合型選抜は、自主応募制による推薦入学者選考という名前です。

慶應義塾大学文学部は800名程度の新入生を受け入れており、その中の120名程度がこの入試によって合格しています。高等学校全期間(最終学年の1学期まで、2期制の場合は前期まで)の評定が4.1以上であることが求められていますが、特定の資格などは必要ありません。

また海外の高校を卒業した場合や高卒認定合格者は、出願できません。

専願のみで、合格したら基本的には辞退することはできません。2024年度受験の場合、出願書類の郵送は11月6日(締切日消印有効)、試験日は11月23日、合否結果は11月29日と比較的早く結果が分かるため、この期間に被っていなければ他の専願の大学を受験することも可能です。

入試前に、評定などが記載されている「調査書」と、在学している高校の先生が書いた「評価書」、自分自身で書く「自己推薦書」を提出します。

入試当日には、小論文形式の問題を解く「総合考査Ⅰ」と、与えられたテーマについて論述する「総合考査Ⅱ」を行います。なお過去問は、公式サイトでは公開されておらず、赤本には掲載されていますが、模範回答は掲載されていません。

この学部の特徴とは?

文学部というと「文学を学ぶ」というイメージがあると思いますが、慶應義塾大学の文学部では、以下17専攻+2部門を専攻することができます。また専攻選択は2年次からなので、文系に進みたいけれど、大学に進学してから専攻を決めたいという方に最適です。

・17専攻(哲学、倫理学、美学・美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民俗学・考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)

・2部門(自然科学、諸言語)

おすすめの併願先

前述した通り、慶應義塾大学の文学部は幅広く学べる学部です。そのため学びたいことにより、おすすめの併願先は異なります。もし慶應義塾大学の学部の中で併願したいのであれば、総合政策学部・環境情報学部(通称、慶應SFC)がオススメです。

慶應SFCを除くと、慶應義塾大学・早稲田大学には併願できる学部学科がないため、併願できるMARCHの大学をご紹介します。

なお慶應義塾大学文学部の総合型選抜の受験期間に被っていなければ、他の専願の大学を受験することも可能です。受験期間は年によって異なることが多いため、もし気になっている大学があれば、受験期間が被っているかどうかご確認ください。

もし英米文学が学びたいのであれば、青山学院大学 文学部英米文学科がオススメです。青山学院大学の他学部学科は併願できませんが、文学部英米文学科だけは併願できます。

また中央大学は、文学部社会学専攻以外は併願可能です。なお中央大学では、法学部・経済学部・文学部・国際経営学部など、様々な学部で総合型選抜を実施しています。

他にも、立教大学はすべて併願可能です。立教大学では、文学部・異文化コミュニケーション学部・経済学部・経営学部・社会学部・法学部・観光学部・コミュニティ福祉学部・現代心理学部など、様々な学部で総合型選抜を実施しています。

2024年度の受験者数・倍率

2024年度は、志願者数は275名、最終合格者数は129名でした。倍率は2.1倍です。

募集人員は120名なので、予定よりも少し多めに合格を出していることが分かります。

キャンパスについて

慶應義塾大学文学部は、1年次、2年次〜4年次でキャンパスが異なります。

1年次は、神奈川県横浜市にある日吉キャンパス。日吉駅(東急東横線、東急目黒線、東急新横浜線、横浜市営地下鉄グリーンライン)から徒歩1分の場所にあります。日吉駅の周辺は、大きな駅ビルなどもあり、飲食チェーン店なども多いです。

また日吉駅から新宿駅は30分程度、横浜駅は20分程度と、都心へのアクセスは良好です。

2年次〜4年次は、東京都港区にある三田キャンパス。最寄り駅は三田駅(都営浅草線、都営三田線)、田町駅(JR山手線、JR京浜東北線)の2つがあります。田町駅からJR山手線で、東京駅は10分程度、新宿駅は25分程度。都心にあるキャンパスで、様々な場所に行きやすいです。

卒業生の進路

慶應義塾大学が発表している2022年度の就職・進学データによると、約8割が就職で、大学院等に進学するのは7%です。

就職者の業種別内訳をみると、約2割が情報通信業、約15%が学術研究・専門技術サービス業、金融業・保険業、約1割がサービス業と、幅広い職種に就いていることが分かります。

入試対策について

入試当日に行われる「総合考査Ⅰ」と「総合考査Ⅱ」では、文章から情報を読み取る・整理する・要約するなどの能力が求められます。そのため日頃から多くの文章を読んだり、同じような傾向の大学の過去問を解くなどの対策が必要です。

特に小論文は決まった回答がない場合も多く、1人で対策するのは困難です。社会人によるオンライン家庭教師サービス「KnockLearn」では、自ら考え探究する力を養いながら、慶應義塾文学部の総合型選抜対策ができます。

また総合型選抜だけで受験するのが不安という方に向けて、総合型選抜入試と一般入試のW対策を実施することも可能です。まずは一度、公式サイトをご覧ください。

まとめ

入試要件をまとめると、以下の通りです。

  • 評定4.1以上が必要

  • 面接はなく、自己推薦書や小論文が求められる

繰り返しになりますが、これは2024年1月の現在の情報です。最新の情報は、慶應義塾大学の公式サイトよりご覧ください。


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