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中央線居酒屋探訪記 |日本酒と蕎麦 中野いざ宵

日本酒と蕎麦、それだけで十分なのに

大好きな中野の蕎麦居酒屋の話。
関西出身の自分が、好きな日本酒(風の森(奈良)、播州一献(兵庫))が置いてあることから見つけた店である。

蕎麦居酒屋と言われるとそれだけで期待値が上がってしまうのは僕だけだろうか。
主人はきっと和食に詳しくて、置いてある日本酒もちょっとツウで、小粋なお通しが出てくる、そんな店を想像してしまう。そんな店だ。

ちなみにこの店のお通しは蕎麦をポリポリに揚げたもので、スナック感覚で止まらないのにどこか蕎麦の上品な香りがしてきて、いざ酔うぞ、という気持ちで晩酌をスタートさせてくれる。

蕎麦屋の揚げ物

熱くて厚くてアツい雲仙ハムカツ

ハムカツが美味しかった。

チープな立ち飲み屋のうっすいバリバリのハムカツも大好きだが、噛んだ瞬間に脂と油が流れ込んでくるハムカツも大好きだ。
分厚いハムカツは、自宅でもそこらの居酒屋でも食べられない圧倒的特別感で満足させてくれる。

飲んでいた蕎麦茶割りのあっさり感と重厚なハムカツのうまみのハーモニーで脳が溶けていく。もう平日には帰れない。

蕎麦居酒屋でヘルシーにさらっと飲むつもりが、いつの間にか揚げ物を頼んでしまう。そんな業を抱えてこれからも生きていきたい。

無意識のうちに日本酒を頼んでしまう白子の天ぷら

白子の天ぷら?言葉だけで4合くらいいけちゃいそうだ。
さっくりした衣と濃厚な白子、その上に重なる日本酒の香でぶっ飛びそうだ。
日本酒は風の森をいただきました。甘口でおいしい。僕の中の女子大生が大興奮だ。

蕎麦屋の煮物

ボケた山葵と治部煮

蕎麦屋の出汁、そら美味い。
治部煮というものを初めて食べたが、鴨の脂と周りのとろみ(小麦粉がまぶされているらしい)、煮物のコクが相まってかなりおいしいかも🦆。

少し濃い目の味付けが酒を加速させる。猛スピードだ。

蕎麦屋の蕎麦

コシが強い、強すぎる

若者なのでコシの強い蕎麦が好きだ。
いや、言い過ぎた、人類はコシの強い蕎麦が好きだ。

コシがあって食べ応えがあるのに、するっと食べれてしまっていつの間にかなくなっている。
どういうことだ、僕の蕎麦をどこにやった、頼むから返してくれ。

日本酒は秋鹿をいただいた。
少し癖のある風味が蕎麦のすっきり感とマッチして最高だ。
人類やっててよかった。

また行こ

季節の酒菜が次々変わるので何回いっても楽しいおいしい。
日本酒もたくさん置いてるので、また、いざ酔おう。

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