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「廊下は走るな!」プロジェクト 〜下ノ廊下突入編

ゲートをくぐるとしばらく比較的急勾配の道を降り、黒部ダムの下に出る。(堤高186mをまるまる降るのだから当然急勾配)
そこで極地で食うほど美味いニューハルピン謹製らーめんキットRを食し、いよいよ下ノ廊下へ。

黒部川を渡る。
らーめんキットR。

しばらく川沿いに歩いていくと…

とうとう岩を穿った道が見えてきた!

川の左岸を穿った線が見えるだろうか?アレが旧日電歩道。

この畏怖を感じるまでの切り立った峡谷の中に刻まれた人類の足跡。コレが見たかった。コレだけでも今回来た甲斐があったなと思えるほどに、この光景は不自然で未完成で、苦労と妥協と、知恵と努力が滲み出たものだった。

あとは普通に美しく険しい黒部の自然をひたすら眺めながら歩いた。その一部の峡谷の景観を写真でご堪能ください。

こう言うのを阿曽原温泉小屋の方が毎年作ってくださっている。感謝。
渓谷美。
滝を越える橋。
滝。
こう言うメモに「人」の介在を感じる。
自然の美。創造と、破壊と。
滑りやすいところも多々。
秋。
登山道整備の道具か。
黄葉。
廊下掃除用。
金属さえも自然の前では原型をとどめられない。
所々にこんな残雪がある。

内蔵助谷までは行けるので途中で同じ考えの集団に出会ったが、我々はさらにその先へ。
帰りのバスの時間があるので14時には引き返さないと帰れなくなるので、14時をリミットに考えると鳴沢小沢までは行けると判断。そこを今日の目的地とした。で、着いたのがここ。

え、何かショボい

…ま、まあ、とりあえず目的は達成した。ココまで見れた事で次回はもう少し写真を撮る数も減らせられるし、ペースも上がるだろう。それだけでも大きな収穫だ。今回行く手を阻んでくれた雪渓見たさもあったが、ペースを軽く上げつつ早々に引き返した。結構ハイペースで歩いたので最後は2人とも相当足に来ていたが、何とか時間通りに戻れた。

喫煙所に行くたびに会ってた「オッちゃん」、まだいたりしてな、なんていいながら「ゲート」をくぐると、

「あ、お帰りなさい」

…オッちゃん、マジでいた(笑)

その後、バスを待つ間、オッちゃんと談笑しつつ、随分仲良くさせて頂いた。会話の中で、下界の美味い店情報を仕入れ、また来ます、と言って別れる。

下山後はホテルに向かい、明日の立山に備えてゆったりと休む。

コレで2022年の下ノ廊下探検は終わり。
今年、実際に歩いてみたことで色々とリアルにイメージはできた。この経験を元にまた来年チャレンジするさ。

「廊下は走るな!」プロジェクトはまだ終わらない。2023年へ続く…

オッちゃん、また来年も会えるかな?

-了-

追伸: オッちゃん情報では「出てくるの遅いけど美味い」焼鳥屋、私的に今まで食った中で一番美味い焼き鳥でした。(しかも激安)

何はともあれ、乾杯。
このレバーがかつてないほど美味かった。ボリュームもあるのに安い。

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