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革新的な経営でJリーグを目指す5つのサッカークラブ(東京・関東編)

ここ数年、各地域で革新的な経営をしながらJリーグを目指すサッカークラブが誕生しています。今回は東京・関東で活動する5つのサッカークラブ紹介します。(※筆者はその一つ「邑楽ユナイテッドFC」をサポートしています。)

1. ROAD to Jリーグ(Jリーグ入会条件)

まずはJリーグ(J3)に加入するまでの道のりについて簡単に説明します。サッカークラブを設立するとまずはアマチュアチームとして各都道府県リーグに参戦。リーグ戦を勝ち上がり、カテゴリを昇格しながら、地域リーグ(例:関東社会人リーグ)、そしてアマチュア最高峰リーグであるJFL(日本フットボールリーグ)を経て、Jリーグ加入を目指します。創設からJリーグ参入まで最短でも10年前後を要しますので、長期的なコミットメントと覚悟が求められます。

【Jリーグまでの道のり】(Jリーグ入会の手引き(2019年3月改定)

Jリーグ入会

【Jリーグ入会要件】(Jリーグ公式HP 資格要件

J3入会

2. 革新的な経営でJリーグを目指す5つのサッカークラブ(東京・関東編)

ご紹介するのは以下の5チームです。それぞれユニークなチャレンジを行っており、我々邑楽ユナイテッドFC関係者も各クラブの取り組みに注目しています。いずれも20代後半から30代の若い経営者が新しい発想でクラブ経営に取り組んでいます。また小さい組織ながらも大きなビジョンを掲げて、斬新なチャレンジを続けている様子は、まさにスタートアップ企業そのものです。

【クラブ概要・代表者情報】(クラブHPやSNS等の公開情報から整理)

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(COEDO KAWAGOE FCは来シーズンから参戦)

【現在のカテゴリ】(2020年時点)

5team現在位置

以下、順に各チームをご紹介(創立年順)。詳細は各チーム公式HPをご覧ください。

①Criacao Shinjuku | クリアソン新宿(関東1部)

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Criacao Shinjukuは J1から数えて5番目の、関東サッカーリーグ1部に所属しています。現在、東京23区内にJリーグのクラブはありません。
Criacao Shinjukuは新宿からJリーグ、世界一のサッカークラブを目指しています。そして、ただ結果を追い求めるだけではなく、サッカーを通じて社会に豊かさの体現者を創ることができると信じ、活動をしています。   公式HP

②TOKYO CITY FC(東京2部)

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TOKYO CITY F.C.は、2014年に立ち上がった渋谷からJリーグ参入を目指す、渋谷生まれのソーシャルフットボールクラブです。多様なバックグラウンドを持つ選手・スタッフがSNSを通じて集まり、「Football for good “ワクワクし続ける渋谷をフットボールで"」というソーシャルグッドを目指すビジョンのもと、これまでにないフットボールクラブづくりにチャレンジしています。(公式HP)

③鎌倉インターナショナルFC(神奈川2部)

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鎌倉インターナショナルFCは、ますます国際化していくグローバル社会において、スポーツを通じて、さまざまな障壁にチャレンジし、 世界で活躍できる人材を創出するとともに、ワールドクラスの価値を創造できるプラットフォームを目指します。(公式HP)

④邑楽ユナイテッドFC(群馬2部)

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私たち邑楽ユナイテッドFCは将来のJリーグ入りを目指すサッカークラブです。まだまだ小さなクラブではありますがみなさまとともに、一歩一歩前に進みJリーグの舞台で闘う姿をお見せできることを目標に素直に、誠実に活動してまいります。その活動を通じて、地域のみなさまとサッカーを「する」「見る」楽しさを身体いっぱいに感じたくさんの人が繋がり、仲間となり、ともに歩んでいけたらと思います。(公式HP)

⑤COEDO KAWAGOE FC(埼玉3部 ※準備中)

※公式HPなし(2020年8月時点)

COEDO KAWAGOE F.Cでは、サッカーだけの強さは求めません。サッカーが強いのは当たり前で、ビジネス面でも結果にこだわる。そして、その結果として川越という街の活性化につなげる。そんな取り組みを目指していきます。それは、選手に関しても同様で、ただサッカーが上手いだけの選手は仲間として入れることはしない予定です。理由は明白で、これからサッカーだけではなく、新しい形のクラブの可能性を模索していくのでおそらくサッカーがただ上手いだけの選手だとどこかのタイミングで挫折してしまうと思うからです。(note「川越市をホームタウンに、Jリーグを目指すクラブ『COEDO KAWAGOE F.C』を作る理由」

【番外編】ONE TOKYO(東京4部)

皆んなが1つになって、創るサッカークラブ。監督や選手のスカウトや獲得、グッズ作成や販売、ファンサービスやスポンサー営業など、リアルサカつくという『ドリームジョブ』を自由に発案して選挙を行なって決めてく。更にクラブに対する貢献によっても評価されポイントを得られるようにしようと思っていて、そのポイント数によって受けられるサービスが異なってきます。さらに初期から参加して貢献していれば、クラブが大きくなったときによりメリット感じられる仕組みにしようと思っています。クラブ名は「ONE TOKYO」。想いを1つにして、世界を1つにしたいという想いが込められています。是非、あなたの理想なクラブを、あなたが1から創り上げていってください!NowDo CEO 本田圭佑 (公式HP)

今年2020年1月に本田圭祐さんが立ち上げたサッカークラブ「ONE TOKYO」にも注目しています。他のチームとの比較が難しいため、番外編としました。

3. クラウドファンディングから垣間見る全国各チームの取組

今回ご紹介した5チーム(+1チーム)以外にも、全国各地域に多様なサッカークラブがJリーグを目指して戦っています。ただでさえ資金面で余裕のない地域クラブ。このコロナ禍において多くのクラブがクラウドファンディングに挑戦しています。その取り組みから各クラブの特徴が垣間見えてきます。

【数字で見る】Jリーグ各クラブのクラウドファンディング(J1.J2.J3にJFL&地域リーグを加えた計41件を分析)】

ぜひ地元チームやお気に入りチームを見つけて、Jリーグに挑戦する過程を応援してみてください。

ゼロから目指すJリーグ!邑楽ユナイテッドFC クラウドファンディングプロジェクト

筆者がサポートしている邑楽ユナイテッドFCのホームタウン邑楽町(おうらまち)の人口は2.6万人。ご紹介した5チームの中でも一桁少ない商圏で活動しており、厳しい市場環境を指摘されることもあります。でも、鹿島アントラーズのホームタウンである茨城県鹿島市の人口もわずか6.7万人。邑楽町からのJリーグ入りも決して不可能ではないと考えています。

同クラブでも現在クラウドファンディングに挑戦中です。群馬県邑楽町発、ゼロから目指すJリーグ。ぜひご支援の程よろしくお願いいたします。

https://camp-fire.jp/projects/view/304790

邑楽ユナイテッドFC_チラシ


少しでもサポートいただけると嬉しいです。サポートいただいたお金は、創作活動のための経費(書籍購入、デジタルコンテンツ購入、交際費など)に充当させていただきます。