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Xデザイン学校の第2回 研修日記

Xデザイン学校の大阪分校の研修 第2回 の研修記録になります。
今回の研修の主なテーマは、ビジネスインタビューでした。今年のテーマである某飲料メーカーの担当者様に会社のビジョン(つくりたい未来・社会)やミッション(描く未来での会社の存在意義)を伺いました。

1.講義

今回の講義のポイントは「事象を視覚化し、その後に概念化(モデル化)すること」だと思いました。

■視覚化
前者の視覚化については、ソフトウェア技術者として働く私にとっては実は身近な考え方で、ソフトウェア開発手法にも、状態遷移図や、フローチャート、シーケンス図など、事象を視覚化するための手法がたくさんあります。そのため、視覚化することについて、方法論としてはすんなり頭に入ってきました。
しかし、ビジネスを視覚化することはこれまでに経験したことがなく、まずは、ビジネスモデル・キャンバスやCVCA(Customer Value Chain Analysis)を試してみたいと思いました。今回の研修でも話にあった通り、守破離を頭において、まずはしっかりと基礎の型を身に付けたいと思います!

■概念化
後者の概念化については、今回の研修で実力不足を実感しました。
そもそも「概念化」が、自分の中で咀嚼できておらず、モヤモヤしていました。そこで概念化の意味を調べてみると、「個別具体的なものをまとめ上げて、概念をつくる」ということでした。
ここで今回の研修の大きなテーマでもある、プラットフォームと概念化が結びついているのでは?と思いました。プラットフォームには、たくさんのDeveloperが存在するので、それぞれのDeveloperのビジネスをまとめる上げることが必要になります。つまり逆説で考えると、プラットフォーマーは自社の強みを概念化し、その概念に組み込めるDeveloperを探し、売り込むことができればプラットフォームが出来上がるのではないかと考えました。
そこで、次回までに某飲料メーカー様の強みを概念化し、その概念に組み込めるビジネスを同業種に絞らず、多くの分野から調べることで、新たなプラットフォームを提案したいと思います。

2.グループワーク

今回のグループワークでは、ビジネスインタービューで得た情報から、会社の「ビジョン(創りたい未来・世界観)」、「パーパス(社会での存在意義)」、「ミッション("任務=ビジョン"を実現する戦略)」を整理し、提案しました。

■ビジョンは具体的に書く
私が所属するチームのプレゼンに対する浅野先生からのフィードバックは、「ビジョンが具体的でない」という一言でした。正直、かなり凹みました。
私が所属するAチームでは、某飲料メーカー様がどういったビジョンを持っているのか、「健康を届けたいのか」、「人とのつながりに寄与したいのか」で大きく意見が分かれ、ディスカッションになりました。その結果、両方の意見が入ったぼんやりしたビジョンになってしまったと反省しました。

今思えば、今回のビジネスインタビューでは時間を費やしても、出したい答えは見つからなかtたと思います。ビジネスインタビューの中で、浅野先生から「社内で数年先の未来について話し合う部署や習慣があるのか」という質問に対して、そういった部署や習慣はないと回答があったためです。
しかし私自身、ビジネスインタビューにビジョンの答えを求めすぎていたことで、ある種思考を停止していたことが今回の一番の反省でした。

あくまで、どういった未来を作れば、現状、某飲料メーカー様が抱えている問題を解決できるのかというマインドシフトを行い、次回具体的なビジョンを提案したいと思います。

3.まとめ

■結局はリベラルアーツ・・・
以前、Xデザイン学校のFacebookの投稿にもありましたが、結局はリベラルアーツ。これを今回の研修では痛感しました。まず、物事を抽象化したり、概念化するには一つの事象をさまざまな視点で見ることが必須になります。
全然違う業種や分野のビジネスでも、抽象化して、概念化することで、ビジネスの根底が見える、新しいビジネスのアイデアの種になるのではないかと感じました。
ただ、教養を高めるために具体的な施策があるわけではないので、できることとして、日経電子版を読み始めようかなと思います。また、会社で働いているだけでは出会えなかった、チームのメンバーとこれから積極的にコミュニケーションをとらしてもらい、自分の視座を高めることを意識したいと思います。

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