こうすれば必ず失敗する失敗の法則 こうすれば必ずあなたも失敗できる 前書き
本屋に行くとさまざまな自己啓発本が売っています。私はそういう本の表紙と帯を見ると少しげんなりする気持ちがずっとあったのです。
「成功するための法則」「仕事ができる人の習慣」「自分の殻を破る法則」‥
今ではTwitterなどでも「副業で月150万稼ぐ方法」などなど。
何と浅薄でつまらなそうな本だろうと思ってきましたが、ついに私は僭越にもアンチテーゼとしての「こうすれば必ず失敗できる」本を出したいと思ったのです。
ただ書き始めてみないと内容がどうなるかわからないので、この試みがどんな結果になるかは全く予断を許さない状況です。おそらく過去の私の人生を見る限り失敗すると思ってはいるのですが。
つまりこのどうしようもない私が重ねてきた失敗をツラツラと書いて行くなかで、それが昇華されて含蓄のあるものになるのか、単に救いようのない男の失敗談に終わるのかはわかりません。
世間でいうところの成功と失敗、あるいは勝ち負けという視点の枠を少しでもずらししてみたいのです。
大失敗したけどそこから這い上がり、今は成功者というものでは断じてなく、57歳でサラリーマンやりながら毎日「失敗」だらけの人生を歩んでいます。
禍福は糾える縄の如し。失敗には恋愛、仕事、株、浪費、酒、病気、などなどいろいろありますが、実はそれと「幸福か不幸か」は全く別のところにあるようにも思えてきた今日この頃。会社に少し遅刻することをライン連絡して前書きを終わります。
サポート頂けたら、本の購入費に充てたいと思います!