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信州大学繊維学部の鳴龍

(はじめに)


 
 昨日(平成19年(2007年)5月23日)、誠に偶然に、信州大学繊維学部内で「鳴龍(なきりゅう)」を発見しました。
 

1.    旧武石村妙見寺の鳴龍


 
鳴龍は、全国でわずか4ヶ所お寺などの建物の中で知られているだけです。近くでは、上田市(旧武石村)の妙見寺< https://museum.umic.jp/bunkazai/document/dot94.html >が有名です。本堂の中で龍の天井絵がある所で手を叩くと、龍が鳴きます。

残響音が長く響く現象を鳴龍と昔から言うそうです。昨年(平成18年(2006年))、妙見寺を訪ねて行って確かめてみました。確かに天井の龍が鳴いているように聞こえるので、鳴龍です。
 
2. 信州大学繊維学部内で鳴龍を発見
 
 それが印象深かったのでよく覚えていたのですが、昨日(平成19年(2007年)5月23日)教員会議の帰り、旧事務棟の玄関に入り2枚目のガラス戸を開けた所、ゴムのマットにつまずき、その時、鳴龍が聞こえた気がしました。それで、玄関ホールの所で、手を叩いてみました。まさしく鳴龍でした。ビ~ンと拍手の音が残響音としてなが~く聞こえます。

25年も繊維学部に勤めていましたが、初めて気がつきました。感動です。
 
(おわりに)
 
 でも残念なことに、もうすぐここは耐震改修に伴う部屋割り変更で、せっかく見つけた「鳴龍」の場所 が平成20年(2008年)にはなくなってしまいます。みなさんあと少しで改修工事が始まりますが、是非、旧事務棟の玄関ホールで鳴龍を体験してみて下さい。
 
 
平成19年(2007年)5月24日 随筆
平成19年(2007年)6月1日  加筆修正
令和5年(2023年)11月15日 加筆

 
(ご参考)インド、エローラの鳴龍については、下記のURLのnote記事の2019.3.4の項をご覧ください。
https://note.com/ko52517/n/na789321f0512
 

*なお、冒頭の「妙見寺の龍の天井絵」は下記URLの上田市のホームページから
https://www.city.ueda.nagano.jp/site/kankojoho/6072.html
引用させて頂きました。


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