（はじめに）

 
私は、名古屋で焼き鳥と冷凍チキンを味わいました。
 

1.    　名古屋で焼き鳥

 
　京都で開かれる国際液晶会議のため、今朝（平成30年(2018年)7月21日）信州の上田を出て、名古屋に昼頃に着きました。名古屋でお昼ご飯を食べ、14：30分くらいの新幹線に乗ろうとホームに上がったら、ホームの上は40℃くらいの熱風が吹いていました。猛烈な暑さで、こんなところで20分も、待っていたら焼き鳥になってしまいます。そこで、階下の待合室の冷房の前に退避しました。そこで京都行の新幹線が来るぎりぎり5分前までいてから、ホームに上がりました。京都も暑かったですが、今日の名古屋は恐ろしい暑さでした。夜のニュースを聞いていたら、名古屋はなんと39.8℃で日本最高温度だったといいます。最近のニュースでは、「命の危険を感ずるほどの暑さになるので、注意しましょう！」という表現を用いるようになりましたが、これは本当だと今日は実感しました。
 

2.    名古屋で冷凍チキン

 
　私は現在信州上田に住んでいますが、讃岐（香川県）の出身で郷里を離れて42年になります。この上田市辺りには、香川県立観音寺第一高校の同窓生は住んでおらず、母校の地区同窓会はありません。そこで、全国に散らばっている同級生とはFacebookで交流しています。しかしながら、同級生も皆、年をとり、ぼつぼつ、S藤君が肺がんで亡くなったとかいう悲報が届くようになりました。それで、関西に在住のA藤君から、「いつ僕らは会えなくなるかもしれないから、お前は遠くに住んでいるが、是非、京阪神観音寺第一高校同窓会に出てこい。顔を合わせて話そう。」との、熱心なお誘いを受けました。それで私は初めて、令和5年(2023年)11月11日に兵庫県の尼崎で開かれる京阪神の全学年の同窓会に、出席することにしました。出席への決心はA藤君の熱心なお誘いのおかげです。全学年の京阪神同窓会では、同じ学年の同級生とも8人と会えました。42年ぶりに会った人もいて、いろいろな話に花が咲きました。
　ところで、今年は夏がやたら暑くて長く、11月になっても、暑い日が続いていました。何と、寒冷地の信州上田なのに、11月3日に25.9℃にもなり夏日になりました。11月に夏日になるなど無い事でした。それで、関西も暑そうなので、京阪神の同窓会には夏服で行こうと思いました。しかし、いやいや、信州は急に寒くなるから夏服では帰って来る時には困るかもしれない、冬用のズボンやセーターを持って行った方がいいかなどとかなり迷いましたが、持っていくことにしました。これが正解でした。
　同窓会が終わった11月の11日、夕方には尼崎からの帰路の途中、ついでに愛知県で住んでいる長女の所へ寄りました。長女は、昨年結婚して、今、愛知県の新居に住んでいます。一度も、長女の新居に私は行ったことがないので、この機会に行くことにしました。新婚の娘夫婦の所で、歓待を受け11日12日の2泊しました。そして、11月13日の朝、信州上田に帰ることにしました。ところが、12日の夜あたりから、全国的に急に冷え込んできて、13日の朝はとても寒くなりました。それで、冬用のズボンやセーターを着こんで、出発しました。
　早朝に出発したのですが、名古屋行きの電車が5分ほど遅れたので、9時丁度の特急「しなの」には間に合いませんでした。ホームに上がったら、「しなの」が出たところでした。特急「しなの」は1時間に1本しかないので、ホームで待とうとしましたが、着こんでいてもあまりにも寒く、冷凍チキンになりそうでした。その日は名古屋もとても寒かったです。コートが必要でしたが、持ってきていませんでした。それで、吹きさらしのホームでとても1時間待つのは寒すぎて耐えられないので、地下のコンコースに退避して待ちました。待っている間に、5年前に、この名古屋駅で、逆に焼き鳥になりそうで往生したことを思い出しておかしかったです。
　1時間後、ようやく午前10時丁度発の「しなの」に乗れました。信州の塩尻付近を通過中に山の上の方を見たら、なんと雪が積もっていて白くなっていました。3日前には雪はなかったので、初冠雪ですね。つづいて松本付近からの車窓でも、やっぱり山の上に雪が積もっているのが見えました（ご参照添付の写真）。今日11月13日から信州は冬になったのですね。
　上田に帰ってきた次の日の11月14日の朝は、最低気温が-2.2℃となり、初めて冬日となりました。そして、今朝上田には初霜が降りました。
 

（おわりに）

 
以上のように、私は、名古屋で、焼き鳥と冷凍チキンを味わいました。しかし、今年の11月は、上田ではわずか10日くらい前の11月3日には夏日だったのに、わずか10日ほどした11月14日には冬日になるなんて、驚きです。急激に夏から冬になってしまいました。この時期、信州から、大阪や東京などの下界に降りて行く時には、本当に服装には注意して、夏服と冬服の両方が要りますね(笑)。
 

平成20年(2018年)7月21日　随筆
令和5年(2023年)11月19日　加筆