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lose one's home ④


その日は何故か、
陽射しが強かった。

まだ4月に入ったばかりだったのに。

腰のヘルニアの痛みと
相談しながら、
ゆっくり、ゆっくり。
前に進む。




漫喫で1泊した。

次の日の昼頃まで
ぐっすり寝入っていた。

前の晩は、映画を鑑賞した後に、
次はどう動くかをじっくり考えていた。

数日前に市役所で、
住み込みの仕事を紹介された時に、
いちおチラシだけは
貰っていて、

2社分あったんだけど、
そのチラシを見つめながら、
どちらにするか
考えていた。

1社は横浜、
1社は立川。

もう横浜に
戻るつもりはなかったから、
立川にある住み込みの仕事に
連絡する事に決めた。

ひとまず、昼頃には
漫喫を出て、
比較的ゆっくり出来る
喫茶店が近くにあったから、

そちらに移動した。

朝食を摂り、
昼頃に一本連絡を入れる。

即面接を設定してくれた。

明日の夕方から
という運びになった。

今日の泊まる場所は
明日の面接地近くの、
カプセルホテルに泊まる事に
自ずと決まる。

すぐネットから
予約を入れ、

チェックイン時刻まで
時間があったから
しばらく喫茶店で
休んでから
また大荷物を抱え、
目的地に向かう。

電車を乗り継ぎ、
目的地に付近の駅に
到着する。

チェックイン時刻まで、
プラプラしようと
思ったけど、
この大荷物が
邪魔で、

先々にカプセルホテルまで、
行って、
荷物だけ
預けられるか
確認しに行った。

全然大丈夫ですよ〜

店員が言う。

ワイヤー錠を渡してくれて、
トランクとリュックサックを
置かせてもらう。

チェックイン時刻まで
プラプラした。

ショピングセンターやら、
映画館やら
飲食店やら、
色々ある町だから、

時間潰しに、
持て余す事はなかった。

チェック時刻になり、
カプセルホテルに向かう。

そこのカプセルホテルは
評価が非常に高く、
値段も
リーズナブルだったから
かなり期待していた。

手続きを済ますと、
朝食券も
プレゼントしてくれた。

ひとまず、
へやに向かい、
部屋着に着替え、
一寝入りした。

カプセルホテルは元々好きだった。

あの空間はまたなんだか落ち着く。

母胎に戻った様な、、、、、

一寝入りしたあと、
カプセルホテルの
施設を散策する。

5階建て???
あと地下1階分あったから、
大規模なカプセルホテル施設
ではあった。














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