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(昔の記事)発展途上国でのボランティアはスタディツアー?おすすめのプロジェクトアブロード

今回は、発展途上国でボランティアをする場合におすすめのprojects abroadについて紹介します。

皆さん、私のnoteを見てくださっている方の中には、発展途上国に行ったことがないけど行ってみたい、興味があるという方も多いのではないかと思います。

そんな方々は、おそらく最初にスタディツアーのようなものを頭に浮かべる人多いのではないかと思います。そんな時に、私は集団で行くスタディツアーでなく、projects abroadを圧倒的におすすめします。特に、ボランティアをしてみたい、実際に現地へ行って国際協力に携わってみたいと思っている方は是非ご覧ください。

事前に少し説明しておきますが、私は大学3年生の夏季休暇に、projects abroad という会社を通じて、ケニアのナニュキ(Nanyuki)という田舎の地域の学校2つで、1ヶ月間体育の指導をしていました。それまで全く、国際協力などに携わったこともなく知識もほぼゼロでしたが、帰国後、国際協力の道へ進むことを決め、国際協力について学び始めました。

① スタディツアーとprojects abroadの違い


1.1 1人で行動できる
1.2 自由に行動できる
1.3 自分自身で全て行う
1.4 職種、国、期間と時期が選べる
1.5 費用
1.6 様々な国の人と働くことができる
2 実際にprojects abroadでボランティアをしてみた感想
3 projects abroadを利用するデメリット
スタディツアーとprojects abroadの違い


まずは、スタディツアーとprojects abroadの違いについて説明します。

①-1 1人で行動できる

まず、国際協力やボランティアについてあまり詳しくない人が、現地に行ってみたいと思い、調べてみると、ほとんどのものが日本から集団で行くものであると思います。そうでなくても、日本のコーディネーターがついている場合が多いと思います。

projects abroadは、基本1人で準備を行い、日本から1人で出発し、向こうで現地人スタッフと合流します。そして、現地人スタッフが一応面倒をみてくれますが、活動は基本1人で行います。面倒をみてくれるというのは、最初に活動の説明や町の紹介を受けたり、活動の様子をたまに見にきたり、こちらから何か提案した時にその活動をサポートしてくれたりなどです。現地のスタッフから活動の内容について口出しされることはまずないと思います。現地のスタッフも、かなりローカルな感じで活動先の学校の先生とはもちろん知り合いだし、休日に一緒に遊んだりもしました。

準備などを1人で行えるか不安という方も、ご安心ください。こちらから問い合わせれば、いくらでも丁寧に教えてくれます。私も毎日のように電話して聞いていました (笑)。

①-2  自由に行動できる

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基本、1人で行動できるのでスタディツアーのスケジュールなどがなく、自由に行動できます。※もちろん、現地の学校の時間割に合わせるなどはありますが。

ですので、スタディツアーと比べてかなり融通が聞きます。自分の目的で、自分の活動をある程度マネジメントできます。他のスタッフは、半分観光目的できている方も多くいたので、仕事終わりや休日などに遊びに行っている人もいました。

ちなみに私の場合は、体育の指導活動を頑張りたかったので、朝の8時ごろから授業後も特別に体育の指導をさせてもらい17時頃まで毎日働いていました。そして、土曜日も平日と違う学校で朝から夕方まで働いていました。帰ってからも、次の日の授業の準備や自分の活動を振り返ったりする時間が多かったので、指導中心の生活をしていました。最初の土日はサファリに行きましたけどね(笑)。

①-3  自分自身で全て行う

スタディツアーは基本、ガイドさんなどに従えば良いと思いますが、projects abroadでは活動の準備や活動自体も全て自分で行わなければなりません。ですので、自分でやってみたいという人向けかもしれません。ですが何度も言っておきますが、日本人スタッフから事前に現地で困らないよう説明はされますし、聞けばなんでも教えてくれるので、1人でやってみたいけど本当にやれるのかという心配はしなくて良いと思います。

①-4  職種、国、期間と時期が選べる

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projects abroadの良いところは、自分の行きたい国、参加したい職種、参加する期間と時期が自由に選べるところです。

projects abroadといっても、ボランティア、インターンシップ、高校生スペシャルプログラム、異文化交流プログラムなど様々な参加の形があります。

ですので、今回はおそらく参加したい人が多いであろうボランティアを例に説明します。

まず職種についてですが、チャイルドケア、スポーツ、建築、教育、考古学、環境保護があります。

活動国についても、アフリカ7カ国、アジア8カ国、中南米&カリブ海8カ国、南太平洋2カ国、ヨーロッパ1カ国と豊富です。職種や期間によって、この中の国から活動できる国が限られてくると思うので、そちらはご注意ください。

期間や時期は基本的に自由に選べると思いますが、学校などで働く場合は現地の長期休暇時期がかぶっていたりすることもあるので、そこらへんは考慮しなければなりません。私の場合も、ガーナ、タンザニア、ケニアで迷っていましたが、長期休暇とかぶってしまい学校でがっつり活動できるのがケニアだったので、ケニアに決めました。期間も私は1ヶ月でしたが、一緒の時期に働いていたイタリア人の方は8ヶ月ほど滞在していたと思います。

これほど職種や国、参加の仕方が多くありそれぞれで細かい内容は変わってくると思います。ですので、本記事では私の経験に基づき話しており、体育以外の職種や国が違えば、活動のやり方も変わってくるかもしれませんので、ご注意ください。

①-5  費用

具体的な費用はホームページですぐ確認できると思うので、そちらで確認していただければと思いますが、スタディツアーと比べると、費用が少し高いです。さらに、アフリカなどへ行く場合は予防接種などを事前に受けなければなりませんので、そのぶんもプラスされます。1人で自由に動ける分そこは仕方ないと思いますが。

個人的には、費用のことを考慮した上でも、projects abroadに参加することをオススメします。

①-6  様々な国の人と働くことができる

projects abroadは、世界中に支部があるため、参加する期間によっては、他の国からきた人と一緒に活動できることがあります。

私は、滞在中、チャイルドケアで参加していた30歳くらいのフランス人、看護師として参加していた25歳くらいのイタリア人2人、看護師として参加していた19歳のオランダ人と一緒に活動することができました。一緒に活動と言っても勤務先が違ったので、週末や学校の後に一緒に過ごしたりする程度でしたが。職種や働く場所も同じであれば、もしかしたら何か一緒にイベントを開催したりなどできるかもしれません。

ボランティアをしたいと思っている日本以外の人たちと共に過ごし、意見を交換したりすることはスタディツアーではあまりできない貴重な体験だと思います。

②実際にprojects abroadでボランティアをしてみた感想

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私は何度も言いますが、projects abroadを利用して良かったと思っています。自由に行動できるからこそ、自分なりに考え行動することができたり、その結果失敗することができたり、現地の人と時には少し衝突したりしてより近い距離感で活動ができました。

もしスタディツアーに参加していたら、活動中に自分で考えたり感じたりすることも減って、現在ここまで国際協力に対して情熱を注ぎ込めていないのではないかと思います。

このprojects abroadはまさにJICA海外協力隊に近い形で活動ができると思います。ですので、JICA海外協力隊に参加したい人もまずはお試しでprojects abroadを利用してみるという手も1つかと思います。

③projects abroadを利用するデメリット

最後に、projects abroadを利用するデメリットについても記載しておこうと思います。

・費用

まずは、費用です。先ほども記述したように参加費用が少し高いです。しかし、このデメリットがあっても個人的にはオススメできます。

・心配することは多いかもしれない

今まで記載したように、自分で情報を集めたり、個人で活動したりするので心配することは少し多いかもしれません。

・自分自身で気をつけることも必要

1人で動く機会が多いので治安などもある程度自分で気をつけた方が良いと思います。しかし、現地のスタッフや日本人スタッフも十分にサポートしてくださります。

・英語が全く分からないときつい

誰かが翻訳してくれるわけでなく、現地の人と直接やりとりするので英語が全くできないとキツイと思います。ですが、そこまで高い能力が不可欠なわけでもありません。実際、ボランティアで英語にだいぶ詰まりながらなんとか話せるよう頑張っているような方もいました。もちろん、英語力が高ければより質の高い活動ができるとは思いますが。

・自由が故に何をして良いかわからない

projects abroadは本当に自由に活動できるので、スタッフから何をしろとも特には言われません。ですので、ある程度自分から動ける人でないと充実した活動にならないかもしれません。

・間違った支援をしてしまうかも

最後に少し深い問題点に触れようと思います。スタッフの指示に従ってボランティアをするわけではなく自由にできるので、もしかしたら適切でない支援をしてしまうかもしれません。私も国際協力に知識を持たずに活動を行ってしまったので、改めて考えるとあまり好ましくない支援の形だったかもしれないと思ってしまうこともありました。最終的には、現地の先生から助かったと言われたたし、貢献できた部分もかなりあったんですが。このことは最初から完璧にこなせる人などおらず、全ての人が通る道であるとも言えますが。活動に行かれる皆さんの頭に少しこのようなことも入れておいて欲しいです。

まとめ

projects abroadに参加するメリットとしては次のようなものが挙げられました。

・1人で活動できる

・国、職種、期間が自由に選べる

・他の国のボランティアと活動できる

・自分自身で自由に活動できる

逆にデメリットとしては、

・費用が高い

・自分自身で情報を収集しなければならない

・英語が全くできないとキツイ

・間違った支援をしてしまうかもしれない

などが挙げられました。

私はスタディツアーに参加したことがありませんので、実際に比べることはできないし、スタディツアーのことを細かくは語れませんが、個人的にprojects abroadに参加することをオススメしたいと思います。私はそれだけの価値がある活動ができたと思っております。

projects abroadでの実際の活動の様子は、こちらのnoteで発信しているので、是非ご覧ください。

発展途上国に行ったことがないけど行ってみたい、興味があるという方はぜひ参考にしてください!

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