誰かに作ってもらう料理が一番おいしい
平日に夕飯を作るのは、基本的に私の役割だ。
数年前から始まった在宅勤務のおかげで、
平日の私は家にいることが増えた。
妻は基本的には出勤で、帰ってくるのは19時過ぎになる。
当たり前だけど、夕飯は家にいる方が作るのが効率が良い。
ということで、ほとんど平日は私が作ることが多い。
とはいえ、妻と自分の分を作るだけなので大した負担ではない。
今日は麻婆豆腐にしようかと、思い準備を始めた。
麻婆豆腐は妻と私の好物だ。
我が家では市販の合わせ調味料は使わず、
自分たちで調味料をブレンドして麻婆豆腐を作る。
一時期、自炊にハマった私たちは
豆板醤、甜麺醤、コチジャン… と一通りの中華系調味料を揃えた。
はじめに、この調味料たちを混ぜて、下準備を始めていく。
皿に、四川豆板醤とピーシェン豆板醤を小スプーン1杯ずつ合わせる。(A)
別の皿に、甜麺醤、豆鼓醤、コチジャンを小スプーン1杯ずつ合わせる。(B)
計量カップに中華スープの素を小さじ1程度入れ、
100ml~150ml程度の水で溶いておく。(C)
さらに、片栗粉大さじ1を水で溶いておく。(D)
実はここまでの分量は適当で、日によって味が変わってしまう。
けど、大体美味しくなるのが不思議だ。
ここからは包丁を使う。
豆腐1丁を手ごろな大きさに切っておく。
長ネギ1/2本をみじん切りにした後、
ニンニク1~2片もみじん切り。
成城石井などで売っているカシューナッツをスプーンに一掬いして、
包丁で細かく砕く。
ここまで出来たらひき肉(牛豚の合い挽き、大体100g~200g)
と山椒・花椒を出しておく。私たちは粗びきの方が好みだ。
山椒・花椒はペッパーミルで削るタイプだと香りが立つ。
これで下準備は終わり。
フライパンに火をかける。
温まったところで、ごま油とニンニクを入れる。
香りが立ったらひき肉を入れる。
火を強くすると焦げ付くので注意が必要。
ひき肉に色がついたら、(A)で合わせた豆板醤を入れる。
肉の臭みが飛ぶまでよく炒める。
肉に火が通ったら、(B)の調味料とカシューナッツを混ぜながら炒める。
混ぜ合わせたら、(C)の中華スープを入れる。
温まったら豆腐とネギを入れて、少し火を通す。
ここで、山椒と花椒を入れる。日によっては実山椒を入れる。
後は豆腐の中まで火が通ったと思った時点で、水溶き片栗粉を入れる。
ぐつぐつと音が立ったところで火を止めて皿に移す。
麻婆豆腐を煮込むのと並行して、他に2品ほど作って料理は完了。
この日はオニオンスライスをカツオに合えたものと、ニラ玉を作った。
妻の帰宅を待って、一緒に食べる。
麻婆豆腐含めて、どれも好評だった。
妻と本格的な麻婆豆腐を作り始めて数年が経つ。
出先で中華を食べると、必ず麻婆豆腐を食べる癖がついた。
その都度、これは唐辛子系、これは痺れる辛さだ、なんて
妻と会話するのが楽しい。
また、次に麻婆豆腐を作るときは店の味を再現できないか、
材料や調味料に工夫を凝らしてみる。
料理の楽しさは作るだけでなく、こういった試行錯誤にもあるのだと思う。
ただ、どうやっても美味しくて、毎回満足するのだけど。
私も作った麻婆豆腐を一口食べて思う。
やっぱり自分で作ると味が予想できてしまうな、と。
結局、変にこだわるより人が作ってくれたものが一番美味しい。
今度は妻にも作ってもらおうかな。
麻婆豆腐のアレンジとして、
うどんに乗せる、豆腐をなすに変えて麻婆茄子、などもできます。
麻婆茄子は水分少な目がおすすめです。
材料のまとめ
合わせ調味料(A):
豆板醤:スプーン1杯
※ピーシェン豆板醤、四川豆板醬はお好みで混ぜてください。
合わせ調味料(B):
甜麵醬、コチジャン、豆鼓醤:スプーン1杯ずつ
※アレンジ1:他の中華味噌などを混ぜても良い
※アレンジ2:お好みでオイスターソースを加えても良い
中華スープ:
中華スープのもと大さじ1, 片栗粉大さじ1
水溶き片栗粉:
片栗粉大さじ1, 水大さじ1
野菜・肉・その他:
・豆腐一丁:さいの目に切る
・長ネギ1/2本:みじん切り
・ニンニク2片:みじん切り
・カシューナッツ(スプーン一掬い)※:粉々に砕く
・ひき肉:牛豚合い挽き・粗びきがおすすめ
・山椒/花椒:適量(シビ辛の素)
・ごま油:適量
※ピーナッツやクルミでも良い
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