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ノスタルジアなプレイリスト

私は自分用にプレイリストを作るのが好きだ。

音楽を聴くタイミングは色々ある。
仕事中、移動中、ドライブ中。
ライブ前の予習だったり、カラオケ前の確認だったり。
また、どのような音楽を聴きたいかは、その時々の気分で変わる。

メンタルが落ちていて、元気をもらいたいとき。
sumika とか、Mrs. GREEN APPLE とか、米津玄師とかを聴く。

やる気に満ちていて、勉強や仕事を後押ししたいとき。
THE BACK HORN (のアップテンポの曲)とか、 WANIMA とか、BLUE ENCOUNTとかを聴く。

季節の変わり目に少し感傷的になるとき。
サカナクションとか、ヨルシカとか、ASIAN KUNG-FU GENERATIONとかを聴く。

とにかく明るくなりたいとき。
ヤバいTシャツ屋さん とか、キュウソネコカミとか、ORANGE RANGEとかを聞く。

これらは一例で、その時々で少し状況が変わる。
暗くなった時も、変に前向きな曲を避けたいときはRADWIMPSを聴くこともあるし、仕事を無言で頑張りたいときはフレデリックを聴いたりする。

その時々で聞きたい曲をプレイリストとしてまとめる。
気持ちと音楽が整理されて、自分の一時的な感覚を閉じ込めている気がする。

プレイリストをたまに聞き返すと、新しい発見があったりする。
今回はそんな話。(前置きが長い)


ここからが本題。

先日プレイリストを聞き返していたら、自分が好きだったバンドがいくつか解散・休止していたのに気づいた。
また、いくつかのバンドはメンバー入れ替えが起こっていた。
つまり、自分が好きだった曲が聞いていた当時の状態で二度と聞けなくなっていた。

これ以降、オリジナルの曲のファンは中々増えないだろう。
私は自分が好きなバンドや曲を、人と共感しあうのが好きなのだ。
その機会が少しずつ減っていく。これは少し寂しい。

ということで。
今回は、好きだったけどオリジナルが生で聞けなくなった曲を3つ紹介する。
これを機に、聞く人が増えれば良いな、という気持ちを載せて。


1. プルモライト

このバンドはとにかく曲調が好きだった。
アップテンポだけど、激しすぎない。どんな時でも安定して聴ける。
新曲が出て聞くと、この曲いいなあ、と毎回思った。

Apple Music で見つけてライブに行きたい、と思っていた矢先に解散してしまった。2019年の出来事。
プルモライト 解散 で調べると、解散に対してファンが記事を書いていて、やっぱり同じような人がいるのだな、と感じた。

そんなプルモライトの曲を紹介するなら、一押しは「8回目のマニフェスト」だと思う。

恐らくプルモライトの代表曲だと思う。
好きなのは、とにかく聞きやすいところ。
どんな気分の時も安定して聴ける。

入りはギターのメロディから。こういう曲は頭に残りやすい。
サビまではシンプルで分かりやすいボーカル主体のメロディが続く。
サビに入ると、ぐっとボーカルが高くなる。雰囲気が変わるけど、不思議と全体を通して安定している。

この曲は作業するときによく聞く。
ガチャガチャしないから、集中を乱さない。

2. the irony

次は the irony を紹介する。
このバンドは知り合いに教えてもらった。
当時CDを借りて、とにかく聞きまくった覚えがある。
なんと今はサブスクが解禁されているらしい。

2018年に活動休止。公式サイトもなくなっていた。
これを書いていて気付いたが、なんと活動休止が明けている。
どれだけ調べても活動再開という決定的な文言はないが4人態勢でライブをしているらしい。
※初期の目的からはずれてしまうが、せっかくなのでこのまま楽曲を紹介する。

そんな the irony の代表曲だと思う曲、「幻影少女」。 

よりロック調な曲もあるが、こちらはバラード系。
少し感傷的になるメロディと、あとは単純にボーカルの声が好きなのだと思う。
単純なバラードではなく、1番のサビが終わった後にロック感が増す。
2番の後のギターソロも存在感があるし、曲の構成がシンプルで聞きやすい。

この曲は季節の変わり目によく聞いている。
秋から冬に移り変わるときや、冬から春に移り変わるときの心境によく合う気がする。

3. 嘘とカメレオン

次は嘘とカメレオン。2022年に活動休止した。

個人的にすごく好きで、新曲が出るたびにしばらく聞きまくった。
アニメとのタイアップなんかもやっていて、ロッキンにも出てた。
このまま順調に売れていくバンドなのだと思っていた。

ただ、休止の事情なんかを見るに、かなり円満に解散している様子。
メッセージなんかを見ても、なるほど、と思わされる。

そんな噓カメから、「されど奇術師は賽を振る」を紹介する。

この曲、初めて知ったのはTwitter(現: X) だった。
なんの理由か忘れたが、このMVがプチバズしていた。
少しがたいの大きいメンバがコーラを飲んでいる風景が移るが、ここにコメントなどがついていた。

聴いて、テンポが良いな、と思った。
ボカロなんかも聞いていた私としては、アップテンポでまくるボーカルが好きだったりする。
また、改めて後ろのメロディを聴くと、色々な工夫があるのにも気づく。
メロディは良く聞こえるが、曲の形が崩れることは無い。

あと、MVとして好きな構成だった。
個人的にメンバーが演奏している風景を移すMVが結構好きなのと、遊び心が混じっているのが好みなポイント。
他のMVも色々工夫があって面白い。

さいごに

改めて好きなバンドはいつまでも活動してくれる訳ではない、と思わされる。
特に Apple Music なんかで色々サーベイしてインディーズなバンドを聴いていると、いつの間にかアルバムの更新が止まっていたりする。
好きなバンド・アーティストはいつ解散・休止するか分からない。
聴けるときに思いきり聴き、ライブに行けるなら行く方が良い。

同時に、解散したバンドの曲も Apple Music には残り続ける。
寂しさを感じる反面、これはうれしい事だと思う。
プレイリストに入れておけば、久しぶりに聞く機会も訪れる事がある。
ちょくちょく思い出して感傷に浸る、なんて楽しみ方もあるのかもしれない。

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