見出し画像

企画メシで気づいた、私の前のめりスイッチ

企画メシ2022の企画生になった。初回の講義が終わり、Zoomの退出ボタンを押したとき、ふうぅぅぅぅっと椅子の背もたれに全体重を預けた私は、なんとも陳腐な感想を抱いてしまった。

「で、企画とは、なんなのだろうか」


企画メシ2022では、初回を含め全7回の講義に参加する。期間は約半年間。つまり1ヶ月に1回くらい、Zoomでの講義にリアルタイムで参加するのだけれど、講義が一番大切かと問われればそういうわけでもなかった。学びを加速させるため、講義と同等かそれ以上に大切にされていると言っても過言ではないのが「講義以外の時間」である。

毎回の講義にはテーマがあり、参加する前にテーマに沿った課題を提出したのち、ほかの企画生の成果を見て「感動メモ」という名のコメントを残す。そしてようやく、講義に辿りつく。

私は、講義以外の時間をないがしろにしていたと思った。そして、陳腐な感想を抱いてしまった理由のひとつはこれだと思った。湧き上がる自分の感情に、幻滅する。ただ、今は勇気を持って、この感情を残しておこうと決めた。半年後の自分が、半年前の今の自分を振り返ってどう感じるか。期待する意味を込めて。


もうひとつ、初回の講義を経て書いておきたかったことがある。私の「前のめりスイッチ」がどこにあるか、だ。

「想いを、知りに行く」

これが私の前のめりスイッチらしかった。初回講義までの期間では存在に気づいていなかった、自分を前のめりにするスイッチ。インタビューライターでいるときの自分は、取材相手の想いを知りに行くことにおもしろみを感じているのに……。

初回のテーマであった「広告」に、必要以上に怖気づいていたと思う。広告とは何かばかりを考えてしまい、広告を作った人(企画生)の想い(企画書)を心から知ろうとする気持ちを失いかけていた。同期の学び合う、知ろうとする姿勢に、思わずハッとしたのだ。

スイッチさえ見失わなければ、私は現役の企画生である半年間を、もしかするとその先も含めて、駆けていけるような気がする。今の私に合った、自分の心身をもう一段階前に傾ける方法。


これから半年間、打ちのめされ、いろいろな感情を味わいながらも、想像以上に多くのものを受け取れるよう「前のめりスイッチ」を押して過ごしていく。自分で企て自らの道を作れるよう、2023年が今よりももっと楽しみな状態になっているよう、ひとつひとつの言葉を分解し、解釈し、行動していく。「未来を作るのは、自分自身の行動でしかない」という私の大好きな言葉を、今まで以上に体現していく半年間にしよう。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?