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2023年「ナノ単科」の進化とつぶやき


これは、グロービス Advent Calendar 2023の8日目の記事です。

こんにちは。グロービス、nanoチームでUIUXデザイナーをやっています。竹ノ内です。

アドベントカレンダーはテック系の記事が多いですが、8日目は気分を変えてデザイナーから記事を書いてみることにします。

「ナノ単科」って知ってますか?

グロービスは元々日本最大のMBAを運営しており、そのイメージが強い方も多いと思いますが、実はデジタルプロダクトも複数開発しています。
1番有名なのは、やはり「GLOBIS学び放題」でしょうか。友人や先輩からも会社で導入してるよ〜という声をちらほら聞きます。

そんなグロービスから2年ほど前に「ナノ単科」というサービスが誕生したのをご存知でしょうか?
詳しい説明は公式サイトを見てもらえると良いですが、簡単にいうと.. グロービス経営大学院 単科生制度の、さらにライトなプログラムを受けることができるサービスです。
※単科生制度とはグロービス経営大学院の授業を1科目から受講できる制度です。

「ナノ単科」はこの1年で進化しています

ナノ単科は2021年に産声を上げ、2022年にスマホサイズの対応など基礎的な体験を整備しつつ、ユーザーを順調に集めてきました。
そして2023年は、ユーザーの定性的/定量的なデータをチームで見ながら、機能拡張およびグロースを本格的に進めていった1年でした。

せっかくのアドベントカレンダーということもあるので、普段はあまり表に出てこないナノ単科の2023年の進化について振り返ってみたいと思います。

機能面の主な進化

カレンダーを遡って思い出しただけなので漏れがあるかもしれませんが、2023年でナノ単科の機能面の主な進化は以下です。

プロダクト関連
・サービス内お知らせ機能の本格運用開始
・満足度アンケート機能のサービス内製化
・グループワークのスライド改善
・受講生一覧ページの誕生
・AIコーチング機能の提供開始
・投稿へのリアクション拡充
・同期学習ユーザーの表示機能
・応募フォームのデザイン / CVR改善
・ポップアップダイアログのデザイン改善…etc

その他
・ナノ単科サイトのデザインリニューアル
・ユーザー向け案内メールのデザインリッチ化
・合格メールのデザインリッチ化
・ナノ単科受講生のインタビュー記事サイト作成…etc

出典:朧げな記憶より

※ デザイナー視点なので、デザインが関係したものを挙げています。システム内部の進化/改善はまだまだ沢山あります。エンジニアさんいつもありがとうございます 🙇

改めて振り返ると、プロダクト関連だけでなく、集客や案内メール、ナノ単科公式サイトのデザイン改修もあり、盛りだくさんの1年でした。
また、実は秋口から大きめの機能追加やデザインアップデートを仕込んでおり、近々リリースすることも計画しています。(..お楽しみに!)

全部を詳細に書くのは厳しいので、内2つをピックアップして紹介してみます。

ex.【AIコーチング機能の提供開始】

6月にリリースされた「AIコーチング」は、ChatGPTに学習させたビジネススキルに関する知識やノウハウ、振り返りに活用されているフレームワークを基に、受講生の学習理解を促す機能です。(プレスリリース

そもそもナノ単科は、動画やAIを活用しながら、自律的に学習を進めるカリキュラムになっています。
例えば、ナノ単科の実践演習に使用されているシステムで、学習者の解答に合わせたフィードバックを実施しており、一人ひとりに合わせた学習体験を提供していました。

さらにこのAIコーチングによって、演習問題だけでなく学習者の振り返り投稿に対して、実践的な知見をもとにした個別最適されたフィードバックを提供することが可能になりました。

学習の振り返り投稿とそれに対するAIコーチングの例

元々、AIを駆使した学習支援というのが、ナノ単科のミソであり個人的にも面白いポイントと思っていました。
今年はChatGPTが大いに盛り上がったこともあり、それに乗じてAIを活用した機能提供をスピーディにできたことはチームにとって、またはナノ単科というサービスにとっても価値あるものになったのではと思ってます。

今後もAIをはじめとする新しいテクノロジーを駆使しながら、サービスの魅力を磨いていきたいと思います。

ex.【投稿へのリアクション拡充】

振り返り投稿へのリアクション拡充は、正直地味でかつ小粒な改善に分類されるのですが、個人的には好きなアップデートです。

端的にいうと、ナノ単科では、受講生は週の学習内容について振り返りの投稿をしてもらうのですが、その投稿に対して他の受講生からできるリアクションの種類を増やしました。

BEFORE(1つ)
 
💡 参考になりました

AFTER(6つ)
 
💡 参考になりました
 
👍 いいですね
 💖 素敵ですね
 😢 悲しいですね
 👏 すごいですね
 💪 共に頑張りましょう

カジュアルとリスペクト両方大事にしつつ、グロービスらしいリアクションを検討
振り返り投稿に対するリアクションUIの例

ナノ単科に限らず、グロービスの学びの特徴のとして「受講生どうしの学び合い」と言うものがあります。単科制制度のライト版であるナノ単科もこの「受講生どうの学び合い」を大事にしています。

また、ナノ単科からさらに強度の高い学習にステップジャンプするためには、受講生同士のコミュニティ形成がポイントだと考えています。…噛み砕いて言うと仲間がいる安心感の醸成が大事というところでしょうか。

このリアクションの拡充はそう言った背景から企画・開発されました。
もちろんこれだけでなく、既にリリースした「同期学習ユーザーの表示機能」などの細かい改善や、今仕込んでいるコミュニティに関連した機能開発によって、この価値はさらに強めていけると思っています。

ナノ単科が提供する学習システムおよび体験は、受講生がただ一方通行に「動画が見れる」「自分の学習が管理できる」「演習問題の回答ができる」というような「Human - System」でありたくないなと思っています。
受講生同士のインタラクティブな学び合いが発生する場所、「Human - System - Human」でありたいと個人的には考えています。

「ナノ単科」のこれから

ナノ単科はこの1年でたくさん進化しました。一方で、機能面や集客も含めてまだまだ足りないところや伸ばせるところも沢山あると思います。

デザインの話で言うとに、今まで細かいところをあまり見ずにグロースや数字のために動いてきました。
それは決して悪いことではなく、スピードや限られたリソース、仮説検証段階である事を鑑みるとむしろベストな選択だったかと思っています。

実際にサービスがローンチされ、ユーザーのデータや声が集まった今、ナノ単科が改めて届けるユーザー像と価値についても再度議論が進んでいます。

その中で、単に「Human - System」として「ナノ単科」が単科に送客にする仕組みとして存在するのではなく、「Human - System - Human」の体験を意識しながら、細かい体験設計およびデザインを施していきたいと思っています。

年末にアドベントカレンダーを書くといつも仕事を納めた気になりますね。2023年お疲れ様でした。
来年も「ナノ単科」をよろしくお願いします。

最後のあれ

..結局1番言いたかったのは、「ナノ単科」の受講生絶賛募集中です!と言うことです。
応募はこちら↓のサイトから!

おまけ

noteを漁っていたら、過去ナノ単科を受講してくださった受講生の体験記を2つ見つけたので貼っておきます。実際に受けた方の声が気になる方はこちらも是非読んでみてください〜👀


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