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ep.2 妊娠と決意

「ep.1 はじめまして」ではさらっと
育児×学業×アルバイトについて書くと申し上げましたが
果たして「どういうこと?!」
そこを解明するには私の妊娠について書いていく必要があると考えています。

2020年 2月 
大学1年生の春休みに妊娠が発覚し
その時すでにお腹の子は4ヶ月

どうしてこんなにも妊娠の発覚が遅くなってしまったのかは
自身の生理不順が原因でした。

私は小学校5年生ほどで始まった月経は
毎月定期的に来ることはまずありませんでした。

けれども実の母親からは「生理はそれが普通だから」と言われ
特に気にしたこともなくごく普通に過ごしていました。
さらに生理痛もひどくなかったため、
突然生理が来てすぐ終わったりと不順。

とにかく自分の体に無神経

今思えば私が自分に無神経になったのは母親の影響かもしれません。

自分の体の変化に気がつくことができませんでした。

また妊娠に気が付かなかった理由がもう一つ

私が「妊娠してるかも?」と疑いはじめたのは
当時働いていたアルバイト先の主婦さんの言葉がきっかけでした。

昔から私は白米が苦手で寿司もシャリを残すような人でした。
しかし、なぜか無性に米が食べたくなる日が多くなり
毎日のように梅のおにぎりを食べるようになったのです。

いつもアルバイト先の休憩室でパンかジャンクなものしか
食べてなかった私が毎日おにぎりを食べていることに主婦さんたちが
非常に驚いており
「最近食事どうしたの?!」と質問攻めを受け

自分でもなぜこんなにも食の趣味が変わってしまったのか
本当にわからなかったので
「食の趣味、急に変わったんですよなぜか笑」
と軽く流すと

「妊娠の可能性ない?最近少しふっくらしてる気がしたんだけど」

と真剣に言われました。

「え?妊娠?そういえば確かに生理は来てないかも〜」
そんな風に曖昧な返事をしていましたが

私には「妊娠をしていない」という自信がありました。

それは避妊をしていたから。
正しくは避妊をしているつもりだったから。

いわゆる私たちはコンドームを使った避妊をしていました。
それに排卵期などはなるべく性行為をしないようにして
当時の私の中では結構しっかり避妊していたつもりでした。

でもそれは間違っていました。

生理が来ていない
食の好みが変わった
毎日少し胃が気持ち悪いような感じがする

こんなにも前兆があったのに
妊娠検査薬が陽性だった時の感情は今でも忘れません。

何度も
"妊娠検査薬間違い"
と調べました。

頭が真っ白になり、とにかくどうしたら良いのかもわからず
何か考えないようにしたいと思いアルバイト先へ向かい勤務をしました。

でも勤務が終われば一人で家に帰りベッドで泣きました。

なぜなのか、コンドームは無意味なのか、悔しかった
何で私なのかわからず、感情がぐちゃぐちゃで
このお腹に本当に子供がいるのだろうか?

疑心暗鬼になりながら友人に連絡をして
次の日、今の旦那であるパートナーに話し
その次の日に病院へ行きました。

女医の先生でしたが
「赤ちゃん大きいよ!もう4ヶ月?!
どこで産む予定?」
明るい口調で言う先生に私の脳内はついていけませんでした。

当時私の頭の中には「どうして私が?」
咄嗟に先生に言い返しました。
「コンドーム付けてたんです」

すると先生は
「コンドームは意味がないの。
たとえコンドームをつけていたとしても妊娠する人だっている。
自分の行動に責任を持たないとダメだよ」

ハッとさせられました。
全ては自身の誤った避妊方法のせいなのに
自分は悪くないと責任を投げ出そうといた。
そんな自分の姿にいたたまれなくなりました。

だから私は決めました。

自分の体は自分で守る。
自分で自分を守る。

そして
生まれてくる子供と必ず幸せになる。

そうやって私の妊婦生活は始まりました。



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