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WFS&A-1 pictures 音と魔法の学園RPG『ららマジ』 去りゆく作品に捧ぐ。【終わってなかった!】


 ▼学園RPG『ららマジ』はサービスを終了する


 アプリゲームのサービス終了だ。珍しい話ではない。でもららマジが終わるのはやっぱり悲しい。自分にとっては特別なことだ。

 ららマジは横スクロールのアクションRPGだ。防御やカウンターを駆使して戦ったり、アンサンブルモードと言う無敵状態で敵をボコボコにする、まぁ1種のフィーバーモードのようなものがあり、爽快感のある戦いが楽しめる。

 ららマジが他にない魅力を持っているのは、なんといってもストーリーモード。その物語だ。

 舞台となる器楽部の彼女たちは、みな心に傷を負っている。そこから立ち直った“救い”とも言うべき思い出を奪われ苦しんでいるのだ。あなたは調律師として彼女たちの精神世界(夢世界)に入る。不当に救いを奪っているノイズを倒し、彼女たちがまた音楽に向き合えるようにするためだ。

 夢世界の中で、彼女たちの等身大の悩みに触れ、共にもがき苦しみ、希望を見つけだす追体験を一緒にするのだ。この体験がららマジの魅力である。

 “救い”を取り戻した少女たちは、まだ苦しんでいる仲間たちを救う手助けをしてくれる。だがその物語は全員を救う前に終わった。サービス終了という避けがたい事実で。

 この知らせはショックだった。自分の心は少し切り取られ、このゲームと一緒にどこかへ消えてしまったような気がする。その傷の救いは無い。

 ゲームの中の彼女たちが少し羨ましかったのかもしれない。このサービス終了と言う、心の傷を、そこから助け出してくれる英雄は現実にはいないのだから。

 アプリゲームのサービス終了なんて。そう思うかもしれない。確かにそれは小さな傷かもしれないが、傷がかさぶたになって剥がれ落ちたときに、そこはもう今までとは別の色になってしまうのだ。きっと前より薄い色に。そうして傷跡が残る。

 心の傷とか悩みの種とか言ったりするが、その“種”がありふれたものだからといって、その種がどれだけ深く根を張ってしまうかは、関係ないのだ。それを教えてくれたのはこのゲームだった

 ららマジは私の心に根を張り、引っこ抜かれる時に少しその根に土をつけたまま去っていった。

・・・

 もし再びこの物語の続きを見ることがあるのならば、また明日。

・・・

【9月8日追記】

ついに、物語の続きが語られる!(かも)

 クラウドファンディング(CF)でのストーリ文書化が企画されたという吉報です。ものすごくうれしい。何かしなければと居ても立っても居られずに、一人でサーロインステーキを食し乾杯しました。

 △ららマジのクラウドファンディングページ

もちろん、フォローしました。準備はできてるぞ!

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