故きを温ねて、そこから… 【一枚の刻み-281-】
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古典を読み直してみるか。
最近、この思いが高まってきている。
源氏物語や枕草子に関心が向いていたのに加えて、万葉集も気になってきた。
学生時代に触れたものの、あくまで授業の一項目という認識で、文学作品として読んだわけではない。
今思えば、作者に申し訳ない感じだが、当時は遠い昔の名作よりも、今、書かれているものにしか興味がなかった。
そんな自分が大河ドラマや作品の翻訳者の話に触れたことで、作品に関心を向けるようになった。
何とも影響の受けやすい、ミーハーな感じは否めないが、こんな自分を嫌いではない。
この単純な興味から始まって、ずっと読み続けている作品や作者は数多くあるし、視野を少しずつ広げてくれた原動力でもあるからだ。
一見とっつきにくくて、扉を開けにくいものでも、切り口や表現を変えるだけで、一歩を踏み出しやすくなる。
こんな編集をいつか、何かのコンテンツでやってみたい。
をかしきことを、明らめ伝へばや。
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。
作品の良さをようやく理解し始めて、遅い方なのでしょうが、自分にとってはこのタイミングだったのかもしれません。
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