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出産当日~入院中

出産直後

無事に出産を終え、経過観察のため2時間弱分娩室にいました。娘は綺麗に拭いてもらって、洋服を着て戻ってきました。

まだむくんでいます

30分くらいは起き上がれず、また眼鏡もかけてなかったため、ぼんやり夫が写真撮っているのを見ていました。
そのうち、夕食を分娩室に持ってきてくれましたが、残念ながら一口しか食べれませんでした。(残りは夫が平らげました)

少し回復してきたところで、家族にテレビ電話をかけて報告しました。私の実家、夫の実家、祖母と、何を話したかは覚えていませんが、いろんなところにかけまくった記憶があります。

その後分娩室から部屋に戻る時間がきました。
人生で一番全身に力を長時間入れていたので、もう全身オールアウトしている感じです。足プルプル。そして骨盤グラグラ。慎重に歩いてました。

その日の夜は助産師さんが赤ちゃんを預かってくれるということで、ゆっくり休める予定でした。が、しかし、テンションがおかしくなっていた私は、あんなに疲れていたにもかかわらず、深夜2時頃まで目がギンギンでした。(産後ハイといって、アドレナリンの影響でよくあるみたいです)

出産翌日

笑えるくらいの筋肉痛で目が覚めました。意外に1番ひどかったのは肩甲骨の周辺でした。踏ん張るためにハンドルを、握り潰さん勢いで握って引いていたからだと思われます。

朝食後にコットに乗って部屋に運ばれてきた娘を見て、とても嬉しかったことを覚えています。お世話の方法を習って、初めてちゃんと抱っこしました。まだふにゃふにゃで、柔らかくて、軽かったです。

私のベットからの景色


入院生活

生まれたばかりの赤ちゃんは一日中寝て、泣いて、飲みます。昼夜の概念はまだありません。夜間は預かってくれる病院だったので、夜はよく寝て体力を回復させることができました。

面会は、出産の立ち合いをしたのと同じ人が1日1時間だけでしたので、毎日夫が来ていました。

1日に1時間だなんて、24分の1しか一緒にいられないじゃないかと言っていた夫

出産翌日から退院後しばらくまでつらかったのが、出産時に切開した会陰の傷です。痛み止めが切れると痛くて座っていられないため、立ってご飯を食べていたこともありました。
あとから聞いた話ですが、私はそこまで大きく切っていなかったようで、軽傷だったみたいです。あんなにイタイイタイ言って申し訳なかったですが、痛いもんは痛かった。

優しい助産師さんたちのおかげで(みんな天使のように優しい)、身体はボロボロながらも、充実の入院生活でした。妊娠中から
「何かあったらすぐ来ていいからね、来てなんもなくて良かったでもいいんだから」
と何回も言ってくださった先生も優しい、素敵な病院。次回も出産する機会があったら、またお願いすると思います。

ギャップを感じたところ

産前に思っていた産後のイメージと全然ちがう…!となったところをいくつかあげてみます

体重

出産してすぐ軽くなるかと思いきや、全然なりません。びっくりするくらい減りません。
退院時には-2kg程でした。

点線が妊娠前の体重です。

授乳

出産してすぐ授乳できるようになるかと思いきや、特に初産は最初の数日は出ません。私の場合は3日後から母乳分泌が始まりました。
そしてとにかく赤ちゃんもお母さんも、飲むのも飲ませるのも下手くそです。どちらも練習が必要でした。退院するまでに上手くできるようにはなっていなかったので、助産師さん家に連れて帰りたい気持ちでした。
ストレスなく授乳できるようになるまでに2週間ほどかかりました。

運動

翌日からわりと院内を歩けていましたが、とにかく骨盤がグラグラしている感覚なので、しゃがむのもかがむものしばらく怖かったです。ストレッチなども怖くてしばらくできませんでした。
妊娠中より動けなくなるというか、動くのが怖くなるとは思っていませんでした。

時間

とにかく1日があっというまに過ぎます。おむつ交換、授乳、げっぷと、やることが目白押しです。2~3時間おきの授乳の間におむつ交換やげっぷがくるので、間は実質1時間程度です。昼も夜もないので、頼れるところは何でも頼ったらいいと思います。
入院中は助産師さん、退院してすぐから産後1か月くらいまでは夫や母に任せて、私はよく寝かせてもらっていました。

助産師さんにゲップさせてもらっている娘


おわりに

素敵な先生と助産師さんたちのおかげで、疲労困憊ながらも幸せな入院生活を送らせてもらいました。
しかし、お産の時間も短く、ダメージが少なかったといえどやはりお産はお産。全治1~2ヶ月の交通事故という例え、わかる気がします。普通に生きていたら、他に例えようがないんです。今のところ、急性腸炎で入院した時より、肘の手術で入院した時より、ダントツで全身が大変でした。
出産した産婦さんがもし身近にいたら、たくさん労ってあげてください。よく頑張りましたね、と言われると、私は涙が出るほど嬉しかったです。

おまけ

妊娠中はお寿司を我慢していたので、退院した日は立派なお寿司をとってくれました。

出前寿司。本当に美味しかった。


次はいよいよ退院してきてからの生活のことを。やっと運動らしいことを始めたような、始めてないような。

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