見出し画像

産後1ヶ月~2ヶ月

あっというまに1ヶ月経っていました。娘の体重も4kgを突破し、すくすく育っていました。1ヶ月最初のイベントは1ヶ月検診からです。

1ヶ月検診

母子ともに1ヶ月検診がありました。娘は小児科の先生に、私は産婦人科の先生に診ていただきました。
成長と回復の経過は良好で、私は運動許可も出ました。

ほぼ母乳育児だったため、娘の体重を測るために、退院後も病院へは何度かお邪魔していました。1ヶ月検診でひと段落して、ありがたいような寂しいような、お世話になるようなことはほとんどなくここまで過ごせています。

カーリングのこと

いつもは運動のことから書いていますが、運動許可が出た勢いで、その2日後に氷上練習に行ったので先にカーリングのことを。

運動許可が出たことと、母子ともに体調もそれなりに良かったので、山中湖へ練習に行きました。練習とは言っても、他の人たちが練習するのにまぜてもらって、15分だけでしたが。
久しぶりの氷上練習の感想は、意外と投げれるな?でした。とはいえまだ体幹トレーニングなどの下準備が全然できていなかったので、その日はかなり早く切りあげました。

案の定、次の日はものすごい筋肉痛がやってきました。特にスイープに使う上半身がひどかったです。おそらく妊娠期の早いタイミングからスイープをしていなかったからだと思います。

産後30日目に行った氷上

その後2ヶ月になるまでに指導も含め、4回ほど氷上に行きました。
というのも、12月19~23日にミックスダブルスの合同強化合宿が軽井沢であったためです。そこが最初の目標でしたので、ある程度投げられるように(スイープはさすがに間に合わないので程々に)したかったためです。

いろんな方の協力もあって週1ペースで練習することができました。練習中見ていてくれた母や、子連れで行っても嫌な顔1つせず混ぜてくれた山梨県協会のカーリング仲間の方々、注文の多い妻の練習に付き合ってくれた夫や、小瀬に行っている間預かってくれた母のママ友(ややこしい) など、本当にありがたい限りです。

こちらは産後42日目。
それなりにそれっぽい感じです。
とはいえまだ安定感はありませんでした。

この頃の特徴としては、それなりにデリバリー(投球動作)はできるけれど、安定感が全然ないというところです。もちろん個人差はあるとは思いますが、私の場合はそれがとても顕著でした。
これが何を意味するかというと、まず体幹の安定性に欠けるため四肢の制御が上手くできません。
もう1つが、動きの再現性が低いということ。次も同じように動くということが難しい。つまり今やった動きと同じ速さや強さで次も動けるかは、もはや運という感じです。

この2点の回復が、競技レベルで動けるかどうかに大きく関わる課題でした。


私の場合

体重

産後1ヶ月経つ頃には出産前の-8.5kg、妊娠前の+2kgほどでした。産後のむくみが取れてから最初の1ヶ月はスルスルと体重が落ちていったのですが、それからはほぼ横ばいで、産後1ヶ月~2ヶ月の間はあまり変化がありませんでした。

体調

産後1ヶ月ちょっとから、娘の夜間授乳の回数がほぼ1回になりました。それもあって、睡眠時間が確保できるようになってきたため、日中も動ける時間が増えました。

ただ、事件は1ヶ月半頃におきました。
38℃をこえる発熱。このコロナ禍で高熱は、本当にドキドキします。熱はあるけど他の喉や咳などの症状はない。あれ、そういえば胸が腫れているな…?という具合でした。
原因は母乳のうっ滞によるものでした。産院の助産師さんに対応してもらって、なんとか落ち着きました。
母乳育児は軌道に乗るまでこういったマイナートラブルが多いです。熱が出る以外にも、張って痛かったり、微妙に痛いことが続きました。

それ以外にも、育児を始めて影響があったのが背中です。
赤ちゃんの抱っこや授乳は思っていたよりも背中を使うようで、板のようにカチカチになりました。

お腹の中にいた時ごっこ
すでにこの時4.5kg

運動のこと

産後2ヶ月を目前にしたタイミングで、JISSにまた通い始めました。
最初は産後1ヶ月評価からでした。現状を知るための測定や検査などが主な内容です。
産婦人科で経過を診てもらってから、出産でのダメージや産後の戻り具合も踏まえての機能評価がありました。

これはその時にわかったことですが、促進剤を使ったこともあって、お産の時間が短かったため、骨盤底筋群のダメージがとても少なかったようです。そのため尿漏れなどのマイナートラブルがありませんでした。産後のトレーニングを始めるにあたって、とてもプラスな要素でした。
産院の先生には無事に生ませてもらってずっと感謝しっぱなしですが、その日改めてまた感謝しました。

代わりに、私の身長が高くなかったこともあってかなりお腹が前に大きくせり出していたため、腹横筋というお腹をへこませる作用をするコルセットのような筋肉の動きが悪くなっていました。

妊娠8ヶ月頃。既にお腹ぽんぽこりん。
腹筋も一緒に引き伸ばされています。

このダメージの程度は本当に個人差があります。産後にママカーラー仲間に聞くと、いろいろ違いがあって興味深かったです。

診察や機能評価を経て、また新しいメニューでトレーニングを再開しました。

最初は動くための下準備をするところからです。とにかく育児で身体がバキバキ(特に上半身)なので、動かせるようにほぐしたり、ストレッチするところからです。これだけでかなり時間がかかりましたが、競技復帰する際に怪我をしてしまうと復帰が更に遅れるため、時間をかけて行いました。
もう1つは動くために体幹を上手く作動させるための運動です。妊娠で大きくなったお腹周りの筋肉の機能は、すぐには戻りません。特に腹筋周りはお腹が大きくなる際に一緒に引き伸ばされるため、私は最初は上手く動かせませんでした。

こういった地道な動きを丁寧にトレーナーさんに見てもらって、練習していきました。

JISSの玄関

また妊娠中から、先輩ママアスリートのこういったインタビューなども参考にしました。

https://www.jpnsport.go.jp/hpsc/business/female_athlete/program/tabid/1763/Default.aspx?s=09


おわりに

家に引きこもっていた1ヶ月を終え、産後1ヶ月~2ヶ月はアクティブになり始めたころでした。母のアクティブに付き合ってくれた健康な娘に感謝。いろんなところでいろんな人に可愛がってもらいました。

母方の祖母と娘。わざわざ福井から会いに来てくれました。

JISSに行き始めて、ようやく動けるようになる目処や、自身の現状がわかりました。産後の運動機能の回復は、場所や内容は違いますが、怪我明けのリハビリみたいだなと感じていました。

おまけ

今シーズン、私たちのミックスダブルスチームをサポートしてくれることになったASHAM。送られてきた道具と一緒にベビー用品も入っていました。
ファーストシューズはカーリングシューズ。粋な贈り物でした。

カーリングシューズを履いた娘


次回、いよいよミックスダブルスの合同強化合宿で実戦復帰。産後2ヶ月~3ヶ月の時のことをまとめます。

おまけその2。
段々ほっぺ落ちそうになってきました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?