オルソケラトロジーはじめました(体験記その1)

※本記事は体験記です。筆者の理解をもとに記載していますが、医学的に正しいものとは保証できませんのでご留意ください。

オルソケラトロジーって何?

近視矯正手法のひとつです。
レーシックやICL(眼内コンタクトレンズ)のような外科手術を必要とせずに、近視が矯正できます。
日本では2009年に厚生労働省の承認を受けて徐々に広まってきたようです。

レーシックは角膜を削ることで、ICLは角膜内にコンタクトレンズを入れ込むことで近視を矯正しますが、オルソケラトロジーは角膜に特殊な形状のコンタクトレンズを当てることで角膜に型を付け、光の屈折を調整して近視を矯正します。

そのため、特殊な形状のコンタクトレンズをつけたまま睡眠するという背徳感あふれる(笑)治療法となっております。
コンタクトレンズの装用をやめることですぐに中止できる(逆に言うと毎日コンタクトレンズをつけないと効果がない)という点が大きな特徴かと思います。

私のスペックとオルソケラトロジーとの出会い

私の視力関連のスペックは下記のとおりです。

  • 10数年ほど前から近視

  • 裸眼視力は右0.3、左0.1、少し乱視あり

  • 近視の要因はパソコンを見る時間の急増(大学が情報系学部、現在の職業もIT系)

  • 視力矯正は必要なときのみメガネ、普段は裸眼

  • 一時期コンタクトレンズ(ソフトの1day)を使っていたが、ドライアイ気味なのとアメフトとの相性の悪さで使わなくなった

オルソケラトロジーは日本で承認された頃から知ってましたが、当時はコンタクトレンズを使ったことがなかったのと、副作用への不安などで記憶の片隅に残ってる程度でした。
たまたま最近視力矯正の話題になり、調べてみると安全性もだいぶ保証されているようで、かつ家の近くの眼科で扱っていたので試してみようと思い立ちました。

導入スケジュール

私の通っている眼科での例ですが、下記のスケジュールで治療を行うと説明されました。

  • 適性検査

  • トライアル期間(1週間)

  • 正規治療開始

  • 3ヶ月ごとの定期検診

適性検査

視力検査、角膜の状態チェック、トライアルレンズの装着、装着後の視力検査、装着後の角膜の状態チェック、レンズの取り扱い説明を行います。
所要時間は3時間程度と長丁場です。
途中でトライアルレンズを装着して1時間弱待機する時間があるので、ずっと慌ただしくしてるわけではないですが、その時間は逆にヒマです。

トライアル期間

適性検査が問題なければ、1週間のお試し期間が始まります。
トライアル用のレンズをお借りして、毎日装用して睡眠する生活サイクルを繰り返します。

1週間後に再度検診を受け、角膜の状態に問題がないか、本人が装用の生活サイクルに適応できるかから正規の治療に移るか中止するかを判断します。

正規治療と定期検診

正規治療を始める場合はそこからレンズを発注します。
レンズが到着するまではトライアルレンズを継続してお借りし、レンズが届くころ(1週間後)に再度検診を受け、経過をチェックしてもらいます。

そこから先は3ヶ月ごとの定期検診になります。
定期検診の際にレンズの傷みがあれば交換(耐用年数2年)、ケア用品の追加購入などもします。


さて、体験記と書きましたが、まあまあなボリュームになってきたので一旦切って、次の記事で適性検査の体験談からお話ししたいと思います。

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