マイナンバー関連でいらっとすること
あい変わらずのごっちゃ
どうしてもイラっとしてしまうのが批判側も報道も「マイナンバー」と「マイナンバーカード」をごっちゃにしてしまう点。
どっちなん?
と思います。
マイナンバーは住民票コードを基に作成された符号作成キーで主にお国が利用するもの、マイナンバーカードはインターネットで本人認証できる電子証明書が這入った身分証明書で原則本人が利用するもの。
報道機関でこれをごっちゃにしている原因は河野大臣にもあり、
「マイナンバー、キャッシュカード同じようなもの。口座番号知られてもそれだけでデメリット何もない」とかなり支離滅裂なことを発言しています。数字と物体は同じではないし、マイナンバーと口座番号は全く別ものです。
法律を読まないの?
このお馬鹿ツイートで、日々の不満を吐き出した皆さん、大丈夫ですか。一応政治家は、マイナンバーカードが行政の手続きコストの削減に繋がると信じています。総務省の関係者はJ-LISを通じて、天下り先が増えると信じています。
やはりシステムが理解しきれない
これ住民基本台帳がそういうものなんですけど解っていますかね。
あの……
マイナンバー制度が「一元管理」ではなく「分散管理」を原理原則としていることは「いろはのい」です。
ここが理解できないで何が批判できるんですかね。それとスタンドアロンのサーバでシステムが組まれている訳ではなくハイブリッドになってますよね。
これ、意味が解っていませんよね。「マイナンバーカードと被保険者資格を紐づけ」ならまだいいでしょう。もう少し正確に言えばマイナンバーカードのシリアル番号とオンライン資格確認システムのIDを紐づけということになるのでしょうか。
こういう状態ではそもそも「議論」にならないのでもう少し勉強してもらいたいと思います。賛成反対の前に、何故調べようとしないのか不思議です。
本人名義とは?
ここだけ読んで「どこにも」本人名義とは書いていないじゃないかと憤る皆さん、
一つ前に「預貯金者」が定義されていますよ。なのに「預金保険法第二条第三項」は調べないんですか?
預貯金に対して債権を持つのは(相続とか差し押さえでもしない限り)本人ですよね。
ただしそういう前提でシステムが組まれていなかったことが問題なわけです。また、これは推測ですが小さな子供のマイナポイントをお母さんが独り占めにすることは最初から黙認する予定だったのではないでしょうか。子供はワオンカードとか持っていませんし、自分で登録できませんから。そもそも小さな子供は消費者ですらないので、マイナポイントにメリットを感じないわけです。感じるのはお母さんなんです。四人家族でいくらお徳、みたいな提灯ネット記事があったようなないような。そもそも子供は身分証明書の提示をすることがほぼない上にe-TAXも使わないので、そうした層にマイナンバーカードを取得させるには、お母さんによる代理申請、実質的にはなりすまし申請が必要だと考えていた筈です。
そのことを今更真正面から問い詰められると困るわけです。民間だと「卵一人一パック」にお母さんと子供が並んでもまあ「なあなあ」で済まされるわけなんですが。
全体としてマイナポイント事業はかなりラフに企画されて進められた印象があります。
それとこれは単なる推測です。
私は昨年の確定申告時に公金受取口座をe-TAXで登録しました。ということは同じ仕組みが続いている以上、公金受取口座の誤登録は、今年の二月ではなく去年の二月の時点で一定数存在したのでは?
たまたま私は間違えずに登録したわけですが、間違える人もゼロではなかった筈です。
テスト無しで本番というところに問題の本質はないでしょうか。国税庁からe-TAXのユーザーアンケートなんか来ないですしね。
それからマイナポイント事業に関してはマイキープラットフォームのことを調べてから批判した方がいいでしょうね。
連絡先はここです。
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