見出し画像

マイナンバーカード改善案①

1 券面のマイナンバーの背後に目隠しの影を入れるのをやめる


 住民票などで複写すると黒くなるような網掛けがマイナンバーの券面のマイナンバーのところにもあります。黒い数字の背後が黒いのです。実際にロボアドバイザーの口座開設で何度もエラーになったのですが、目視ではマイナンバーが読めるのに、画像にしてみると案外読めないということがあります。

 これはもうマイナンバーカードの謎のフィルムカバーにもみられる謎の設計思想なのですが、マイナンバーを提示したいのに読み取りづらいというのはなんとも馬鹿げたデザインだと思います。

 マイナンバーは大きく印字。数字の背後は白ですっきり。これが正解です。

2  NFCの新規格が必要

 現在マイナンバーカードの券面を撮影して画像を送信するというインターネット上の本人確認の作業があるのですが、マイナンバーカードの券面を撮影する際にスマホが勝手にNFCに反応してしまい、画面がちかちかしてしまいます。当然、近づけすぎると撮影ができません。

 これはNFCの規格そのものの根本的な問題ではなく、マイナンバーカードの券面を撮影して画像を送信するというアナログな作業の問題でもありますが、「そんなに何でもかんでも通信せんでもええやろ」と思わずにいられません。

  ここには何か新規格が必要だと思います。

3  臓器提供の意思表示は券面から除くべき 

 

 健康保険証や運転免許証に臓器提供の意思表示の記載欄があり、目隠しシールが配られている意味合いとしては、誰かが死んだら一刻でも早く臓器を取り出したいためなのだと思われますが、やはりこれは券面からは除き、確実に本人の意思による記録であることを保証するシステムに格納し、厳重に管理すべき要配慮個人情報として取り扱うべきではないかと思います。

 既に本人自著という考え方がアナログで何の意味もないということ偲べました。

 こんなもの後から誰かが書いても解りません駆りません。しばしば「マイナンバーカードには重要な個人情報は入っていない」と宣伝されていますが、臓器提供の意思なんてかなり重要な個人情報ではないでしょうか。マイナンバーカードを落として、拾った人が悪ふざけで臓器提供欄に「全部どうぞ」と丸をして目隠しシールを貼り、警察に届け、マイナンバーカードが本人の元に戻ったのち、たまたまその人が交通事故に遭ったら、どうなりますか。

 自分の意思に関係なく、臓器提供されてしまいますね。

 この仕組み、何か大きな陥穽がないですか。

 もちろんこれは現行の健康保険証や運転免許証と共通の問題ではありますが、現行の仕組みに陥穽があるからと言って、それをそのまま引き継ぐのがデジタルなんですかね?

 デジタルの新しい仕組みの中で陥穽を埋めていくことが求められているんではないでしょうか。 

 今年一番記事を見ていただいたデジタル庁さんに敬意を表して、記事を書かせていただきました。河野大臣に届きますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?