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サウンドプロジェクト始動

「武藤千春」といえば、元ボーカル&ダンスグループメンバーであり、世に言うヒット曲のボーカルでもある。そのボーカルの歌声…また聴いてみたいと思っている方も多かったはず。
今回は、そんな想いを汲んでくれたかのようなプロジェクトのお話。

朝晩がめっきり寒くなった秋の夜長に嬉しい話が舞い込んできた。
「今度、サウンドプロジェクトと題して、クラファン(クラウドファンディング)やります!」千春ちゃんからだった。
ついに歌うの?待ってた人も多いに違いない。でも何でクラファン??
「今回は、自分で作詩、作曲したオリジナル曲で、アナログレコードを作りたいんです!」
こりゃまたおもしろいことを!この時代にあってアナログレコードとは…。でも、最近、アナログレコードが重宝されているという話も聞くし…。でも何でレコード?
千春ちゃん曰く、お母さんの影響で幼い時からアナログレコードに囲まれて生活してて凄く馴染のあるものだったとか。そんな素敵なレコードを、同世代にも知ってもらいたくて、世代が上の皆さんには、「懐かしいなぁ」と昔を思い出してもらいたくて…だそうだ。
でも、レコードプレーヤー持っている人少ないよね。聴けない人出てこない?
そんな課題も想定済みで、ダウンロードカードを同封し、スマホやPCでも聴いてもらえるようにするとのこと。おいらとしては、今の千春ちゃんが感じる世界を曲にして、今の歌声が聴けるというのが嬉しかった。

「クラファン、もちろん協力するよ」
「ありがとうございます!そのクラファンのことでお願いが…」
(おいらの心の声)
何なに?最近このパターン多い気が…。千春ちゃん、何を言い出す気なんだろう…
「実は、クラファンのリターンに小諸のものを加えたくて…その相談に乗ってもらいたいのと…」
(おいらの心の声)
何だぁ…そんなことか…お易い御用だ。ん!?相談に乗ってもらいたいの…と、「と」って言ったぞ…今…
「それと、レコードのジャケットとかの写真を全部、小諸で撮影したくて。撮影場所の相談にも乗ってもらいたくて…」
(おいら ここで初めて口にする)
「おぉ…嬉しいこと言ってくれるねぇ。もちろんだよ。喜んで!!で、撮影は誰がしてくれるの?知り合いのカメラマン?」
「はい!ありがとうございます!写真は、私が尊敬している写真家の立木義浩先生と、前に所属していたグループのリーダーでカメラマンしているAYAさんにお願いすることになりました!」
(おいらの心の声)
ん!?写真家の立木義浩先生?どっかで聞いたことがあるような…立木、立木…。あれ?
いろんな女優さん撮ってる巨匠じゃない?マジで!?何なのそれ?それと元リーダーのAYAちゃん?あの関西出身の?あのAYAちゃん?二人が小諸に?どんなに凄い人たち連れてくるのさ…。
ちょっと言葉を失った…。そして、改めて「武藤千春」という人の恐ろしさを知る…。

そんなこんなで、どういう場所で撮影するか相談し、撮影場所を選定…。
まず初めに小諸にやって来たのはAYAちゃんであった。撮影には立ち会えなかったが、撮影終了後に、わざわざ職場に顔を出してくれた。やっぱりオーラが違った。千春ちゃんと二人並ぶととても華々しい。ちょっと瞳を見て話すことが出来なかった…。まさか、元リーダーのAYAちゃんが小諸に来てくれるなんて。嬉しい限りだ。小諸の温泉や食事も気に入っていただいた様子。ぜひまた来てもらいたい。

日を別にして、今度は立木先生が小諸入りをする。
立木先生には、クラウドファンディングのリターンとしてフォトブックの写真を撮影してもらうとのこと。立木先生からは、千春ちゃんが普段生活している街の様子や、生活の一部を撮りたいと注文があったようだ。撮影場所について、千春ちゃんと相談し、小諸の歴史や文化を感じる場所、自然豊かな風景、いつも作業している畑に、近所の寄り合い処、それと昭和の香りがプンプンと漂うレトロなスナック街などを選定した。

今回は、その撮影場所にたまたま立ち会うことができ、撮影現場の様子を拝見させてもらった。それまで普通に会話をしていた先生が、ひとたびカメラを持つと、その場がピリッとした空気に包まれ、聞こえてくるのは乾いたシャッター音のみ。でも、モデルの千春ちゃんとはファインダー越しに会話が出来ている様子が伺える。おいらにとって、何とも異次元の世界であった。小諸の街や人の様子がどのように描かれるのか、とても楽しみだ。それに、あの巨匠「立木義浩」先生の撮影現場を生で見ることができ、幸せだった。こんな経験、なかなか出来るもんじゃない…。ありがたや、ありがたや。

話は少し戻って、クラファンのお話。
このサウンドプロジェクトのクラファン、約1か月半の期間で目標額200万円を掲げてスタートしたのだが、何と!開始初日にして目標金額を達成し、最終的には、目標達成率204%、400万円以上の金額が集まったのだった。
やっぱりスゲーな。千春ちゃん…。
このレコードが完成し、手元に届くのはもう少し先のお話…。
またその時の感動は、別の機会に…。

つづく…

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