論理的思考を支える3つのスキル

前回の記事で論理的思考とは何か?をまとめました。今回はその論理的思考を支える3つのスキルを紹介します。波頭亮さん著書の「論理的思考のコアスキル」の内容を自分なりの言葉でまとめます。

論理的思考を支えるスキルは3つあります。適切に言語化するスキル、分ける・つなげるスキル、定量的に判断するスキルの3つです。

適切に言語化するスキルとは?
適切な言葉を選び、過不足なく文にし、論理が分かる構成にすることです。
思考した結果は、必ず言葉(文章にないし、発言)になります。仮に自分の頭の中で考えたことが論理的に正しかったとしても、それを言語化した時に正しく表現できなければなりません。

分ける・つなげるスキルとは?
分けるとつなげるは思考のプロセスそのものです。
分けるとは、思考対象を構成要素に分解することです。分け方のポイントは、妥当な切り口で、流動をそろえた状態で抜け漏れなく、分解することです。
つなげるとは、ある事象を別の事象と比べて別の意味合いを見出すことです。

定量的に判断するスキルとは?
主張(結論)や根拠を可能な限りで数値で(定量的に)表すことです。世の中は複雑で、白か黒ではっきりと結論が出るケースはまれです。結論の確からしさを担保するためには、定量的に判断することが求められれます。


また、3つのスキルの土台として、知識・経験が必要となります。
適切に言語化するには、言葉を知っている必要があるし、
分けるスキルには、思考対象を分けるための切り口のバリエーションを持っておく必要があります。
また、つなぐスキルには、自信の知識や経験と思考対象を比べる必要があるし、
定量的な判断には、確率や統計の知識が必要となります。

まとめ
論理的な思考には3つのスキルが必要で、その土台に知識・経験が必要なります。
次回以降の記事で、3つのスキルの詳細を書いていこうと思います。



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