「伝わる」モノのつくりかた

こんにちは。THE GUILDのこばかなです。デザイナーとかをやっています。

先日ネットでの発信をテーマに勉強会をしたので、その内容を記事にしました。クリエイターのみなさんの参考になればと思っています。

「伝える」と「伝わる」は違う

以前こんなツイートをしました。

自分は伝えたつもりでも、相手にちゃんと伝わってなかった…こんな経験はありませんか?

特にネット上で不特定多数に発信するのは非常に難易度が高いです。そのためただ「伝える」だけではダメで、正しく「伝わる」ようにするために工夫する必要があります。

この記事でみなさんに伝わって欲しいことはただひとつ。こちらになります。

本当に言いたいことを明確にしようです。メモるならここだけでOKです。ここからはこの一文がどういう意味なのかを説明していきます。

60秒の自己紹介と、3秒の自己紹介

会社で自己紹介タイムがあったとします。1人あたり60秒使える場合と、3秒しか使ってはいけない場合で、内容は次のように変化すると思います。

▼60秒の場合
名前、部署、職種、経歴、仕事内容、年齢、趣味、最近あったこと…

▼3秒の場合
名前、部署

このように60秒の場合は「趣味」など詳細の情報が含まれてくるのに対して、3秒しかない場合は「名前」のような自己紹介において本当に必要な情報だけに絞る必要がありますよね。この絞りに絞った情報こそがもっとも重要な「本当に言いたいこと」になります

どうして情報を絞る必要があるのか?これは自分の日常生活を思い返すとわかるはずです。

人は自分の話を80%聞いていない

学校の全校集会を思い出してください。校長先生の話っておそらくほとんどの人が聞き流していると思います。それと同じで、Twitterを見ている人はなんとなくタイムラインを流し見ている状態です。

さらにタイムラインには、好きな芸能人やニュース、重大な事件、炎上、綺麗な風景、犬猫の動画など、超強力なコンテンツが流れてきます。

自分が発信した情報はこれらの強力なコンテンツと並ぶことになります。そんな中、情報が「伝わる」までには下記のプロセスを踏む必要があります。

冒頭で説明したように「伝える」だけでは意味がないので、最低でも「気持ちを動かす」まで達成する必要があります。ここでゆっくりしていると他の強力なコンテンツに負けてしまうので、瞬時に伝わるようにする為にも「本当に言いたいこと」を絞る必要があるのです。

人は自分の話を99%忘れる

言いたいことを絞る理由は他にもあります。悲しいことに人は人の話を99%くらいは忘れてしまいます。昨日見たテレビの内容なんてすっかり忘れているし、本を読んでも1ヶ月後まで覚えてることは1冊につき1フレーズくらいだったりします。そのためメッセージの中に余計な情報が多いと、本当に重要な部分が記憶しづらくなってしまうのです。

ここまで「本当に言いたいことを明確にする」ために絞る話をしてきましたが、もうひとつ気をつけることがあります。それは深堀ることです。

それって本当に言いたいことなの?

いつもクライアント先のイラストレーターのみなさんと一緒に漫画や図説のコンテンツを作っているのですが、制作をはじめる前にこちらのシートに記入をお願いしています。

※ 右下にある感情トリガーマップは電通報のこちらの記事から引用しております。

このシートのコンセプトと書いてある部分が「本当に言いたいこと」にあたるのですが、みなさんのシートを見ていると「これって本当に言いたいことなの?」と思うことが度々あります。たとえば、下記ような文章は「本当に言いたいこと」とはまだ言えないです。理由は赤字にある通りです。

このまま書き始めると「結局何がいいたいの?」というアウトプットになりやすくて危険なので、本当に言いたいことをもっと明確にする必要があります。ではどうすればいいのか。やり方は簡単で「つまりどういうこと?」と何度か自分自身に問いかければ良いのです。

このように一度考えた「言いたいこと」を何度か深堀るうちに「本当に言いたいこと」へと研ぎ澄ますことができるのです。

また「伝わる」モノを作るには、ラフの段階で誰かに見てもらって、伝わっているかどうかをテストすることが大事です(私が #kobaka7_sketch をつくるときも、近くにいる人にお願いしてユーザーテストしています。)

そして「本当に言いたいこと」によってデザインや見せ方が決まるので、制作のプロセス的に、一番最初に「本当に言いたいことを明確にする」必要があるのです。

下の図はこの漫画の中で本当に言いたい700万円の部分が目立っていなかったので修正してもらった例です。

まとめ

・「伝わる」モノをつくるために、本当に言いたいことを明確にしよう!
・本当に言いたいことは ①絞る ②深堀る ことで明確になる!

以上となります。この考え方はおそらく伝える行為全般に応用が効くと思っているのでぜひ参考にしてみてください。

おまけ

こんな感じでチームで作っているツイートが、いろんなひとに届いたみたいです。イラストレーターのマノちゃんすごい!

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こばかな

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