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【図解】『身体に合いやすい』靴の選び方 をさらに解説 ~ひざの動き編~

こばです!

※noteは雑記が多いのですが店のブログでは真面目な話がメインです。


前回の続き

今回は【身体に合いやすい靴の選び方 ~ひざの動き編~】で画像でいう右上をもうちょっと詳しく解説する回です。

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身体を支えてくれる楽な靴は、正面から見て
「ひざが内に入りすぎない靴」


発端は土踏まず

年齢と共に「筋肉・靭帯」は衰えます。とくに、機能再生の難しい靭帯は死活問題で、筋肉を鍛えるだけでは対策が難しいこともあります。「昔大けがをして〇〇の靭帯がゆるんだ」なんて話を聞いたこともあるでしょう。


この影響を受けやすいのが「土踏まず」

足は毎日あなたの体重を支えてくれるだけでなく、歩く時、走る時の衝撃も最前線で受け止めてくれる部位だから。それを主に担うのが土踏まず。土踏まずがバネのようにたわむことで衝撃吸収をしてくれるます。

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だからこそ、年齢と共にダメージが蓄積しやすい部位でもあります。そんな土踏まずを支えているのは主に靭帯です。後脛骨筋のように直接支える筋肉もありますが骨と骨とを繋ぐ靭帯の役割は偉大です。

後脛骨筋

毎日の負担・過去のケガなど諸々の理由で土踏まずは負担がかかりやすい。ですので、年齢と共に低下しやすい部位でもあります。ちょっとずつ支えきれなくなるのです。

土踏まず 扁平足


土踏まずの低下と姿勢

土踏まずが低下すると姿勢が悪くなる人がいます。これは、身体が勝手に動かされることで発生している現象で、土踏まずへの対策をしたから背筋が伸びやすくなった!という人もいる程度に大事な話です。


土踏まずの落ち方

土踏まずは真っ直ぐ上がり下がりしません。というか、できません。それは、足が片足約28個の骨が集まっていることで成り立つ『集合体』だからです。

ざっくり言うと

・ 土踏まずが下がる=足の内側へのスライド
・ 土踏まずが上がる=足の外側へのスライド

このような横への動きを伴いながら土踏まずは上下します。
下の動画が分かりやすい。


土踏まずの低下と姿勢と身体の動き

この、土踏まずの低下という足の内側へのスライド・傾きが全身に影響を与えます。足は身体の土台だからです。土台が歪むとその上にあるもの全てに影響を与えます。

※建物で考えたら分かりやすいですね!


土踏まずの低下によって

・ひざが曲がり、内を向き
・股関節が曲がり
・骨盤が前傾する

このような連鎖が起こります。

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靴選びにおいて重要な「ひざの向き」

ようやくタイトル回収ですね!
もう終わりますよ!

足が内に傾くと、スネや太腿も同じように内側を向く力が発生します。この動きを見ることで、靴で身体の動きに制限をかけられているのか?効果があるのか?が分かります。

ざっくり言うと

☆歩いている時に『ひざが内を向きすぎる』靴は
足の傾きを抑えきれていない
☆歩いている時に『ひざが内を向きにくい』靴は
足の傾きを抑えている

ですので、

身体を支えてくれる楽な靴は、正面から見て
「ひざが内に入りすぎない靴」


となるのです。


靴だけでなくインソールもあると効率的

例えばフォームソティックス

元々の足の支え方も素晴らしいのですが、ドライヤーを使うことでさらに足にフィットさせることができます。結構便利ですよ!

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