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「情熱」を持ち続けるということ

はじめましての方も、いつもお世話になっている方も、どうもこんにちは!
家具と家電のレンタル・サブスク「CLAS」を提供する、株式会社クラス広報のこばみこと、小林です。(@Kobami_Planning)
個人向け:https://clas.style/
法人向け:https://clas.style/biz

2022年10月、PR TIMESの初代プレスリリースエバンジェリストに認定いただきました。

冒頭にも書いたとおり、「株式会社クラス」には2020年8月にひとり目のインハウス広報として入社し、かれこれ4年目に突入しております。
何度か部署異動はありましたが、入社時から現在までずっと広報職で、基本的に「ひとり広報」です。私は主に「社外広報」を担当しています。

私の場合は「ひとり広報」と言っても社内広報や採用広報はそれぞれ総務や人事がメインで担ってくれていて、必要に応じて私も連携している形なので、社内の協力があってこそ、社外活動に専念できています。
(クラスのみんな、いつもありがとう…)

私のこれまでのキャリアをお話すると、建築科を卒業後、ゼネコン(CADオペ)▶音楽スタジオでのバイトや派遣社員など▶1社目のスタートアップ(エンジニアアシスタント、営業事務)▶大手レコード会社宣伝部▶士業に特化した人材紹介▶2社目のスタートアップ(ここで広報職に就く)▶現職
と、いわゆるジョブホッパーでした。 

前職のスタートアップには5年間在籍していて、そこで初めて広報職に就いたのですが、カスタマーサポート▶営業事務(この辺りから広報を兼任)▶人事アシスタント▶総務兼広報▶広報専任…と、社内転職と言っていいくらい様々な職種を経験しました。

現職はスタートアップとしては3社目で、広報立ち上げは2社目の経験となります。
この記事も12月19日にエントリーをしている、「#PRFunho Advent Calendar 2023」で、広報立ち上げについては色々な方がとても参考になる記事を記載してくれているので、ぜひご参照いただければと思います!


スタートアップは、3年でひと区切り!? 

以前働いていたゼネコンや大手レコード会社は終身雇用が当たり前でしたし、定年後再雇用の方もたくさん活躍されていましたが、スタートアップは事情が少し異なり、「3年でひと区切り」みたいなところがあります。

企業の成長速度がとても早いので、3年前とは会社規模も大きく変わりますし、3年もいるともはや社内でもベテラン扱いされます。
どちらが良い悪いではなく、ここは大企業とスタートアップで働く際の大きな違いではないでしょうか。

専任での広報歴約6年くらい、広報立ち上げ2社目といえども、広報職で3年以上同じ会社に在籍している4年目の今は、実は私にとっても初めての経験なのです。

良くも悪くも生じる「慣れ」

3年も経つと何が起きるかというと、良くも悪くも「慣れ」が生じます。
これは本当に痛感します。いままでひとつひとつの作業にワクワクしていたのが、どんどんルーティン化して、どこか流れ作業のようになってしまう。

もちろん、業務の効率化はするべきなのですが、効率化と慣れでのルーティン化はこと広報業務においては別問題だと思うのです。

また、入社当初は目新しかった「家具・家電のサブスクリプション(レンタル)サービス」も、知っている人、聞いたことはある人も含めると全体の半数以上の54%と認知が高まり、ある程度世の中に定着して来ました。

家具と家電のレンタル・サブスク「CLAS調べ」
参考情報:https://clas.style/company/news/78

半数以上の方に認知いただいていること自体はとても嬉しいのですが、「目新しさ」だけでは通用しなくなっているのが現状です。特に、メディアリレーションズする際には見せ方の工夫が必要になって来ます。

2023年に取り組んだ、3つのこと

広報の目的や定義については様々なところで議論されていますが、最終的に目指すところは、好意的な世論・社会的認知の形成と、新しい文化を醸成して、自社のビジョンを実現することと捉えています。

とはいえ、それこそ大企業とスタートアップでは土台が違いますし、ビジョンを実現するために特にスタートアップでは売上・利益をプラスにして、ビジネス拡大に貢献するような広報活動が必要と考えています。

その上で、2023年9月~11月に私が取り組んだことを3つご紹介します。

1)指名検索数のボリューム増

クラスは法人向けは直営業もしていますが、個人向けと一部法人にはECサイトでサービスを提供しているため、自社サイト流入の増加が必須です。
指名検索数を増やすことで、よりコンバージョンしやすく、安定したサイト流入を生み出すためにも、社名「クラス」とサービス名「CLAS」の指名検索数を入社時からウォッチしています。

それに加えて、社名とサービス名以外の特定ワードの指名検索を増やすため、現在は社内の担当部署と連携して週一で作戦会議しています。

2)プレスリリースの内容見直し

現在は外部サイトからの流入数も追っているので、主にPR TIMESからの自社ECサイトへの流入を増加させるため、プレスリリースの内容や配信時間も見直しました。
(※PR TIMES自体のPV数やUU数ではなく、GA4を活用して、流入の多いPR TIMESから自社ECサイトへのセッション数を見ています。)

・社名とサービス名の使い分け
入社時はサービス認知も低かったため、社名よりもまずはサービス名を認知してもらうことが重要と捉え、ずっと文中の自社表記をサービス名の「CLAS」にしていたのですが、ハイブリッドワークが主流となり、法人向け「CLAS BUSINESS」の情報発信にもより注力している背景もあり、社名とサービス名の表記を見直すと同時に、会社とサービス紹介もアップデートしました。

・スマホ最適化
PR TIMESの閲覧数は月間8000万ビューほどで、そのうち約8割はスマホからとのこと。

参考記事

弊社ECサイトもスマホからのアクセスが大半のため、プレスリリースもスマホからのアクセス割合を増やし、ECサイト流入を増やすことを目的として、画像配置など、よりスマホにフィットした形を意識しています。

・配信時間の再考
これまで、基本的にクラスのプレスリリースは11時に配信していました。
私自身「慣れ」もあって、「プレスリリースは火曜~木曜の11時に配信するもの」と決めつけていましたが、ここ数ヶ月は配信時間を見直し、どの時間帯に配信すると記事化されやすく、よりECサイト流入に繋がるかを検証しています。
その結果、2週連続でYahoo!ニュースやdニュースなどに記事が転載され、サイト流入も増加しました。

特に2023年11月の配信時間を見ると、試行錯誤の形跡がわかると思います笑。

3)メディア掲載後のECサイト流入の導線づくり

これまでもテレビ放送などがあった際は指名検索やサイト流入の増減を見てはいたものの、正直、広報活動とECサイト流入はどこか別物として捉えてしまっていました。

メディア掲載からECサイト流入増加の手法を確率したいと考えており、こちらも絶賛試行錯誤中です!!

見たことのない景色が見たい!

本当に入社したころとは会社規模も大きく変わりましたし、サービス広報もToCとToBそれぞれの違いや、コーポレート広報など、扱う内容によって関わる部署も異なるため、改めて日々学ばせていただいています。

とにかく、いま言えることは、
見たことのない景色を見てみたい!!
このひと言に尽きます。

同じ企業に5年、10年と在籍しないと味わえない経験があると思いますし、IPO実現までの過程をこの目で見て、体感してみたい。

そのためには、ただ惰性でダラダラと在籍するのではなく、情熱を持って日々業務に取り組む必要があると思っています。
酸いも甘いも知った、慣れた環境でワクワクし続ける
今は、ここにチャレンジしています!

もう何本も配信してきたプレスリリースを改めて見直してみたり、どうしたらよりサイト流入に繋がるか試行錯誤してみたり、ここには記載してませんが企業公式SNSからサイト流入を増やす取り組みなど、4年目の今も新しいことに取り組んで、日々ワクワクして業務に取り組むようにしています。

最後に

こんな風に考えるようになったのは、PR TIMESカレッジVol.8で伺った、鈴木おさむさんのお話の影響が大きいです。

鈴木おさむさんが2024年3月31日をもって放送作家を引退される前に、最高なタイミングでお話を伺うことができました。

▼鈴木おさむさんの講演レポート

Xで「#PRTIMESカレッジ 鈴木おさむ」と検索すると、様々な方の感想が読めるので、そちらもぜひご参照ください。

また、私は定期的に自分がクラスに入社してすぐの頃に書いた入社エントリー記事を読んで、この時の気持ちを思い出すようにしています。

【CLAS社員紹介】 小林 美穂さん:広報https://www.wantedly.com/companies/CLAS/post_articles/279462

転職したての頃の初々しくて希望に満ち溢れていて、思いっきりワクワクしているさまが我ながら伝わってきます。

「家具・家電のサブスクリプション(レンタル)サービス」を半数以上の方が認知しているとはいえ、やっぱりまだまだ世の中に「当たり前の選択肢」としては定着していないのが現状です。

住宅のように「分譲か賃貸か」と、当たり前に家具や家電などの耐久消費財を「買うか借りるか」選択肢として定着化するまで、「やり抜く」!!

2024年も、情熱を持ち続けることにチャレンジしていきます!

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