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食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(9)

9日目(日曜日)
毎日が休日みたいなものだけれど、一応日曜日なので、のんびり。
しかし、買い込んだ食材は消費しないといけないので、
朝からしっかりもりもりと食べる。
肉屋さんで買ったベーコンと八百屋さんで買ったアスパラを炒める。下関産。商店街で買った平天もそろそろ食べきらないとで、オーブントースターで温める。そして甘酢の漬物と納豆(ねぎ・卵入り)、味噌汁はフンドーキンの味噌で具は鶏肉と玉ねぎ、白ごはん。なかなかのボリュームに。
いろいろ食べたいけれど、食材消費を気にし出すと、あれもこれもと買い込むこともできない。ひとり旅の自炊はなかなか難しい。

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仕事はしないつもりだったけれど、特にすることもないので、宿のカフェスペースに行って、コーヒーを飲みながら、結局ちょっと仕事をする。日曜日だからか、宿泊客ではないお客さんもちらほら。もともと外国からのお客さんが多かったっぽいので、なかなか大変だろうなと思う。

この新型コロナの流行によって大きく「旅」と「外食」の在り方が変わったと思う。ひとりで行動することのハードルが低くなった。知り合いでも、ひとり旅をするようなタイプじゃないひとから「京都にひとりホテルステイしてきました」と聞いたり。
わたし自身は海外で2週間というのはあるけれど、国内の旅行で2週間というのは初めて。男性だと気にならないと思うが、女性の場合はまだまだ「ひとり」に躊躇するひとは多いと思う。でも、今しかない時間を、誰かと一緒に行動できる日を待っていたら、あっという間に過ぎてしまう。旦過市場の再開発というきっかけはあったけれど、思い切って来てよかったと思う。

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夕飯は昨日予約したフレンチのビストロへ。ランチではなく、ディナーでひとりというのは、旅同様にまぁまぁ勇気は必要だけれど、せっかくの機会を逃すのはもったいない。

お店は宿からはゆっくり歩いても5分くらい。古いビルの2階で、テーブル3つとカウンターのこじんまりしたお店。シェフとサービスのふたりでお店を回しているっぽい。どちらも女性。

まずはミモザとオリーブのフリットでひと息入れる。
メニューを見て、あれもこれもと悩むけれど、ひとりなので絞らないといけないのがくやしい。
とはいっても、
桜海老と新玉ねぎのケークサレ
関門ダコとポロねぎのマリネ
フランス産ホワイトアスパラの生ハムのせオランデーズソース
仔羊のロティ
と結構食べる。ひとり分に量を調整してくれてうれしい。
どれを食べても本当においしい。この店はアタリだなぁ。
小倉、レベル高し。
食いしん坊の友人たちの顔が浮かぶ。みんなで一緒にテーブルを囲んだら、絶対に楽しいのなぁ。「おいしいねぇ~」って言い合いたい。

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満腹になりながらも、しっかりデセールまで。クレームブリュレで〆る。
パリパリのカラメルをスプーンで割っているときは、必ず『アメリ』を思い出す。あの映画が「かわいいおしゃれ映画」みたいになってるのが、ずっと気に食わない。というところまで考えるのがセット。

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しかし、よく食べた。
お酒もミモザに始まり、シャンパン、白、赤としっかり飲んだ。

おいしいものはやっぱりひとを幸せにするね。
心までしっかり満たされて宿まで帰った。
そして、いつもの通りぱたんと寝てしまった。


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