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食べて飲んで笑って死んでいく。胃と腸、肝臓大事。フリー編集・ライター 仕事とは無関係の…

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食べて飲んで笑って死んでいく。胃と腸、肝臓大事。フリー編集・ライター 仕事とは無関係の文章。食べ物を巡るいろいろ。旅ときどき。https://twitter.com/kb_pipi

マガジン

  • 食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402

    小倉・旦過市場の再開発の前に行っておきたいと思い立った旅日記。 博多で野球を見て、小倉に10日間ほど。市場で買い物し、お惣菜を買ったり、 自炊をしたり。ごろごろと過ごしながらも仕事もちょっぴり。 新型コロナ感染がおさまらない2021年の春の記憶。

  • 東京九州フェリー旅

    2021年7月の終わり。新門司港から横須賀港への一泊二日の船の旅。

  • COVID-19 読書ノート 2020春~

    COVID-19流行下における読書の記録。

  • with foods 誰かと、 ときにはひとりで。

    思い出の中には食べ物がある。 そんないくつかの文章を書き散らかしています。

  • らくごはん

    落語に出てくる食べ物いろいろ。その雑感。

最近の記事

好きすぎる『砂の上にも花は咲く』

好きすぎて書かずにはいられなかった感想です。 長いです。ネタバレもしています。 それでも興味あれば読んでください。 そしてドラマを見てくだされば、とてもうれしいです。 『砂の上にも花は咲く』(韓国・ENA NETFLIX配信) 2023年12月から全12話で放送。 主演:チャン・ドンユン、イ・ジュミョン 何気なく見始めたら完全にハマってしまったドラマ。 毎週配信を楽しみに待ち、最終回を迎えても余韻は続いていて、 好きなシーンをくり返し見返している。 舞台は、シルム(韓国相

    • 食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(10)

      すごい間が空いてしまった。 下書きに画像を貼り付けたところで約1年経ってしまった。 気を取り直して10日目の小倉日記。 月曜日(10日目) 朝ごはんはずっと気になっていた、市場の入り口の橋のたもとにある食堂に行ってみる。 ガラスのショーケースにおかずが並んでいて、好きなものを取るという形式。以前に来たときに、何回かトライしようと思ったものの、ショーケースをのぞいているときに、お店のひとと目があって慌ててしまったりして、タイミングを逃していた。 しかし、ここで勇気を出さねば

      • 流れ流れて東京九州フェリー 2021・夏<2>

        船内にて① ワーケーション旅の間、ほとんど朝日の昇る時間に起きていた。 泊まっていたホテルが高層階というのもあり、窓のカーテンは開けっ放しにしていたので、朝の光が差し込んできて起きるという生活だった。 フェリーでも、朝焼けを見たいと思っていたのに、起きたのは7時過ぎていて、太陽はすっかり水平線の上だった。やっぱり窓がないと、自然に起きるというのも難しいのかも。 とりあえず洗面所に行き、顔を洗い、歯を磨く。 そして、上の階のレストランへ。 コロナ対策なのか、スタッフを削減

        • 流れ流れて東京九州フェリー 2021・夏<1>

          乗船、出港まで。 名古屋で大相撲の千秋楽を観て、そのあと広島、呉、松山、小倉と流れていった、夏のワーケーション旅。 帰りは飛行機でも新幹線でもなく、7月に就航したばかりの東京九州フェリーを選ぶ。新門司港から横須賀港までを約21時間で結ぶ船で、のんびりと現実へと戻ることにした。 出発当日、5泊した小倉のホテルをお昼前にチェックアウト。ほとんどの荷物は送ってしまっていたけれど、パソコンなど船に持ち込む荷物も預かってもらい、バスに乗って北九州市立美術館へ。『ザ・フィンランドデ

        好きすぎる『砂の上にも花は咲く』

        • 食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(10)

        • 流れ流れて東京九州フェリー 2021・夏<2>

        • 流れ流れて東京九州フェリー 2021・夏<1>

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        • 食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402
          10本
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        • らくごはん
          10本
        • photo 旅と日常でみつけた、いろいろ。
          11本

        記事

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(9)

          9日目(日曜日) 毎日が休日みたいなものだけれど、一応日曜日なので、のんびり。 しかし、買い込んだ食材は消費しないといけないので、 朝からしっかりもりもりと食べる。 肉屋さんで買ったベーコンと八百屋さんで買ったアスパラを炒める。下関産。商店街で買った平天もそろそろ食べきらないとで、オーブントースターで温める。そして甘酢の漬物と納豆(ねぎ・卵入り)、味噌汁はフンドーキンの味噌で具は鶏肉と玉ねぎ、白ごはん。なかなかのボリュームに。 いろいろ食べたいけれど、食材消費を気にし出すと、

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(9)

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(8)

          8日目(土曜日) 今日も快晴。 陽射しがすっかり春だ。 窓を開け風を入れる。閉め切った空間が苦手なので、部屋にいるときは基本的に窓を開けている。そんなにきれいではないけれど、真下が川というのも、心を緩めてくれる気がする。 朝食は昨日、市場のお菓子屋さんで買ったレモンチーズまんじゅうと、玉子屋さんのプリン。コーヒー牛乳。レモンチーズまんじゅうは、レモンケーキ×レアチーズケーキのようなおいしさ。市場には、本当になんでもある。 食事のあとは、コンビニで洗剤を買って、コインランド

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(8)

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(7)

          7日目(金曜日) 福岡・北九州生活もすでに一週間。 時間が経つのは本当にあっという間。とくに夜はほとんど何をすることもなく、寝てしまっているので、尚更にはやく感じる。 朝食は昨日、駅前のパン屋さんで買ったパンと、市場の肉屋さんで買ったソーセージと玉ねぎ炒め、目玉焼き、ベーコン、じゃがいも、玉ねぎのスープ。食材も消費せねばで、しっかりと食べる。 食後のコーヒータイムには、市場の卵屋さんで買ったプリンを。 午前中は仕事。 同じ宿に宿泊している、フットセラピストの女性に「今日は

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(7)

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(6)

          6日目(木曜日) 昨日、市場でいろいろ買い物したので、朝からしっかりと作って食べる。 肉屋さんでかったソーセージを焼き、大根やきゅうりの甘酢漬け、納豆(卵・ねぎ入り)、白飯、お味噌汁(ねぎ・大根)、そしてヤクルト。 市場での買い物は楽しいが、やはり肉にしても、野菜にしても、少量を買うのが買うのが難しい。あと3人くらいいたらなぁ…と思わないではない。味噌は九州ローカルのフンドーキン。甘めの白みそ。しょうゆも甘いけれど、味噌も甘いなぁと思う。九州の調味料、もっといろいろ知りたいな

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(6)

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(5)

          5日目(水曜日) 野菜が足りていないのではないか? そんな危機感を感じ野菜ジュースを飲む朝。昨日、若松の「三日月」で買ったクロワッサンとヤクルト、ヨーグルト、バナナ、そしてコーヒー。とりあえず、腸内環境が整いそうな食事でお茶を濁す。 今日も朝は仕事の時間に充てる。 片付けをしたあと、共同のスペースのラウンジで、パソコンに向かう。 横のソファー席では、女性が別な宿泊客の女性に足裏マッサージをしていた。フットケアのセラピストらしい。そのひとの施術が終わってしばらくしたら、「よか

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(5)

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(4)

          4日目(火曜日) ワーケーションの難しさは、いつ仕事をするか。 当初の予定では、日中は遊んで、夜に仕事をする、というものだったけれど、福岡に来てから、ほぼ夜は爆睡している。メイクを落とさない、シャワーを浴びてない、着替えていない、電気点けっぱなし…という日が続いている。仕事をするどころの話じゃない。 結局、早起きして(というか、夜20時ぐらいに寝てしまうので、3、4時ぐらいには目が醒める)仕事してというペースになった。 今日は8時ぐらいに切りがいいところまで仕事をして、出かけ

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(4)

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(3)

          3日目(月曜日) 朝、起きるといい天気。 今日の仕事のノルマは、請求書などの書類を郵便局から送ること。 相手はデジタル系の会社なのだけれど、なぜか紙で欲しいとのこと。それも見積り、納品書、請求書の三段階あり、結構めんどうくさい…。今日のお昼までに大きめの郵便局から送れば期日に間に合う予定。本当は博多から送るつもりだったのだけれど。 着替えて顔を洗って、8時過ぎには行動開始。 朝食は魚町の『資さん うどん』へ。『ウエスト』と同じく九州中心の外食チェーン。小倉に来るたびに寄らず

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(3)

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(2)

          2日目(日曜日) 朝起きたら雨。 出かける気にならず、とりあえずホテルの部屋で仕事をする。 今回の旅はいわゆる「ワーケーション」。 とはいっても、いつも旅に出かけるときは、何かしら仕事を持ってきているほうが多い。フリーの悲しさ。いや、きっちり終わらせられないのが、いけないのかもしれないが…。でも、完全に休むよりも「いや、仕事もしますよ~~」とスタンスが、周囲やそして自分への言い訳にもなっているのは確か。 お昼前にホテルをチェックアウトして、とりあえず街をぶらつく。 小倉へは

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(2)

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(1)

          1日目(土曜日) あまり寝ていない。 小倉に送る荷物を段ボールの箱に詰めて、とりあえず2000円ほど置いて、あとは家族に託して家を出る。 まぁまぁ身軽。肩掛けのバッグには化粧ポーチや筆記用具、読みかけの本1冊、マスク、スマホなどなど。もうひとつのビニールのかごバッグにはパソコンとケーブル類、資料のファイルなどお仕事関係。 バスで金沢八景まで出て、そこから京急で羽田まで。途中眠くなるかと思ったけれど、ひさびさの旅で興奮しているのか、ずっと起きていて、音楽を聴きながら窓の外の景色

          食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(1)

          日曜日の夜の「オリガミ」

          先日、亡くなった女性のエッセイを読んで「東京」の街を想った。 そして、午後になってもそのことを考えている。 いろいろな想いや言葉が浮かんできては消えて、また浮かんでくるので、 その断片を集めて、瓶に入れるように、文章を書いておこうと思う。 2016年・11月 土曜日。真っ白な曇り空の夕方。 今、わたしが想い出すのは、 東京に住んでいた日曜日の夜のこと。 わたしは東京の街に住んでいたけれど、 決して地に足のついた暮らしはしていなかった。 仕事して、寝る場所としての東京。

          日曜日の夜の「オリガミ」

          九月になれば

          日中は日射しが強いが、 夕方になれば、吹く風はやわらかで、 「秋が混じっている」と感じる。 もうすぐ九月。 空は澄み渡り、美しい季節。 大相撲の本場所が始まる。 両国国技館。 川から吹く風に、鬢づけ油の甘い香りが混じる。 時刻は昼の12時過ぎ。 JR両国駅に電車が着く。 階段を降りると本場所のポスター。 改札口近く、目を上げれば大きな優勝額から、 歴代の横綱たちが迎えてくれる。 湧き上がる高揚感。 国技館前の広場では、 外国人向けなのか「和」のテイストのTシャツや小物が売

          九月になれば

          卵かけごはんのようなもの

          冷蔵庫を開けてしばし考える。 「めんどうくさいな…」 何か作る気分じゃない。でも、おなかは空いている。 しかし、パンの気分でもない。 とりあえず、冷凍していたごはん、ねぎ、卵を取りだし、塩昆布とすりごま、ごま油、しょうゆを用意する。 ねぎは半月の小口に刻み、耐熱の器に入れる。すりごま、塩昆布、そしてごま油少々、卵の白身だけを割り入れて電子レンジで加熱。 卵の白身が、温泉卵ぐらいに白くなったところで取り出して混ぜ、温めたごはんの上にのせる。 で、そのごはんの真ん中に、ぐりぐり

          卵かけごはんのようなもの