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食べる「小倉日記」ちょい博多 2021.0320-0402(5)

5日目(水曜日)
野菜が足りていないのではないか?
そんな危機感を感じ野菜ジュースを飲む朝。昨日、若松の「三日月」で買ったクロワッサンとヤクルト、ヨーグルト、バナナ、そしてコーヒー。とりあえず、腸内環境が整いそうな食事でお茶を濁す。

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今日も朝は仕事の時間に充てる。
片付けをしたあと、共同のスペースのラウンジで、パソコンに向かう。
横のソファー席では、女性が別な宿泊客の女性に足裏マッサージをしていた。フットケアのセラピストらしい。そのひとの施術が終わってしばらくしたら、「よかったらやりませんか?」と声がかかった。
万年肩こり、首こり、肩甲骨ごりごり、腰は痛いわ、膝は痛いわの身としては、断る理由などない。「ぜひぜひ」とお願いする。
そして悶絶。
押されるたびに激痛で声なき悲鳴。いや、声出て叫んでいる。
もう、痛すぎて笑ってしまう。
足の反射区で「目が疲れている」「緊張している」「右の歯が悪い?」など指摘をしてくれるのだが、それがいちいち当たっている。
そのセラピストの女性はもともと小倉の出身で、東京で働き、千葉で暮らしているらしい。離婚してこの街を出て、いまもこの街に暮らす娘さんに会いにきたとのこと。なかなかに人生濃そうな感じだった。

1時間くらい足裏から膝までマッサージ。
脱力。
でも、かなり血行がよくなって、足元からぽかぽか。
「今日は一日だるいかも。お水いっぱい飲んでください」と言われる。

気がつけばお昼近い。
あまり進まなかったが仕事は一旦切り上げて、市場に買い物に行く。
まだ早めの時間なので、どのお店も品ぞろえが充実。
呼び込みの声もにぎやかだ。

ずっと食べてみたかった韓国料理のお店でキムパとさきイカのキムチを買う。そして肉屋さんで牛肉の切り落としと、八百屋さんで白ねぎ、大根、しいたけなどを購入。魚屋さんではホタルイカ、そして、北九州の名物「ぬか炊き」のお店で、いわしと卵のぬか炊きを買う。これは夜のお酒のアテ用。最後にスーパーに行ってお酒を買う。市場満喫。

宿に戻ってキッチンでスープづくり。
ソファー席では、また別のひとがマッサージを受けていた。聞こえる悲鳴。ずっとマッサージをしているけれど何人目かしら?

牛肉を炒めて、大根、しいたけ、ねぎと煮込む。
セラピストの女性が「わぁ、いいにおい」と言う。
「よかったら味見してみますか?」と小さなカップにスープを入れて、セラピストの女性と、マッサージを受けている女性にも渡す。
「すごいおいしい」と言ってもらう。ホッとして、嬉しい気持ち。
最後に牛乳をちょっと加えてコクを出して完成。

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買ってきたキムパとキムチといっしょに食べる。
ふ~、おいしい~。幸せ~~。
朝も結構しっかり食べたのに、がっつり食べてしまった。
鍋に残ったスープはスープジャーに保存。

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食後は腹ごなしの散歩もかねて外に出かける。
しばらくぶらぶらとしたあと、結局、シアトルズベストに腰を落ち着け、
パソコンを開いて仕事をする。
かなり集中したら小腹が減ってしまう。あんなに食べたのに? のに?
そして、オレンジジュースとハムとキャベツのホットサンドを注文。
ハムが分厚く、なかなかのボリュームだった。

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結局、20時近くまで仕事をする。がんばった。

宿に戻ってお疲れ様の一杯。
お酒は九州ローカルの「愛のスコール ホワイトサワー」。
しゅわしゅわとおいしい。
ホタルイカはにんにくで炒め、ぬか炊きを温め直す。
ぬか炊きおいしい。お酒にも合うけれど、ごはんにも合うなぁと思う。

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部屋に戻ってしばし本を読んだりごろごろ。
マッサージを受けていた女性から、お裾分けでもらった和菓子があることを思い出す。夜だけれど、まぁいいっかとぱくりと食べる。

よく働き、よく食べた一日だった。

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